全国の現金問屋を使っている管理薬剤師に警告です



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世間を騒がせたハーボニー偽薬事件ですが

一番悪いのは偽ハーボニーを作った所なのは間違いありません。

しかし個人的には

一番最初にその偽ハーボニーを購入した卸もかなり罪は重いと思います。



そもそも秘密厳守か何か知りませんが

特定できない個人から数万円もする偽の薬を購入して

それを他の卸に売りつけて利益を得ているわけで

それをいくら販売業の許可を得ている違法でない業者と言っても

やっている事はめちゃくちゃでしょう。

さすがにこれではまずいと言う事で

偽造品流通防止に向けた検討会が行われています。

医療用医薬品の偽造品流通防止のため の施策のあり方に関する検討会・


報道では

薬局間の分譲ができなくなるのでは?

と言われていますが

すでに今年の3月の時点で

薬剤師・薬局関係3団体としてガイドラインを作成しているそうなので

おそらく行き過ぎない程度のルールが選定されると思います。

仮に

・卸が小分けして薬局に販売する場合

・薬局が処方箋に基づいて販売する場合

この2つ以外の開封を禁じるとなると

薬局の経営が成り立ちませんし

門前から地域へ

なんて絵に描いた餅になるでしょう。

ですからその辺りは楽観的に見ているのですが

それよりも今回の検討会及び今後の議論として注目必死なことが


偽造品対策に関連した管理薬剤師の責務の明確化

です。

今回の会議でも

薬局では、医薬品を使用する患者に対する調剤・交付等の業務が行われることなどを踏まえ、管理薬剤師は「実地」での管理が求められている。 こうした管理薬剤師の役割の重要性に鑑み、偽造医薬品対策に関連した 管理薬剤師の責務を強化するべきではないか。

という意見の下

今後実地の管理を求められる管理薬剤師の処罰も厳格化されると思います。


「そうは言うけど会社の方針には逆らえないよ」

と言う意見も一理ありますが

今回の検討会に出た意見としては


「雇用されている管理者は社長の業務命令には従わざるを得ないのが実態」

としながらも

管理薬剤師の助言に対して薬局開設者は従うことを確実に求めることが必要

薬局開設者・管理薬剤師・薬剤師それぞれが行うべきことを規定することが必要



と、現場の管理薬剤師の立場も分かるがそうも言っていられない

と言った様な印象を受けました。

つまり問答無用で現場の管理薬剤師も罰する

しかも今回の偽ハーボニー偽薬の様に軽い処罰で済むかと言えば

おそらくそうはいかないと思います。

すると今後注目すべきは「箱なし医薬品の販売ルール」自体よりも

管理薬剤師の処罰。

もしこの内容が設定された後、全国の管理薬剤師は

客観的に自分の置かれている状況を確認した方がいいでしょう。

もう会社の方針だからでは済まされない所まで来ています。

場合によっては会社からも切り捨てられ

行政的な処分も受ける可能性が出てきたわけですからね。


そして個人的には管理薬剤師を罰するのは賛成です。


綺麗ごとと言われればそれまでですが

やはり管理者としてイエスマンである必要はありませんし

患者さんに被害が生じた場合に責任がないでは通らないでしょう。



本当は開設者と管理者の立場を明確にし

意見できるようにするのがベストですが

昨今の不正問題を見ても分かる通り

はっきり言って不可能だと思います。

それならば現場の管理者のなり手が減れば

企業としても改善の方針を取らざるを得ないのではないかと思います。




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クオール薬局の実習を辞退した東京理科大薬学部にあっぱれ!



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大手薬局チェーンのクオール(東京都港区)の店舗で処方箋の付け替えがあったとの一部報道を受け、東京理科大学薬学部は、クオール薬局での薬局実務実習を辞退した。5月8日から始まる実務実習1期で、学生3人が千葉県の2店舗と埼玉県の1店舗で実習を行う予定だったが、近隣の別の薬局に変更となった。
東京理科大、クオールでの実務実習を辞退




クオール薬局に関してはこちらでも書いています
クオール薬局、やっぱりおかしくないか?




大学側はかなりの労力を要した事でしょう。

記事にもある様に

まずは学部長への了承を得て

次は実習地区調整機構からの了承。

そして埼玉と千葉の県薬剤師会と調整。


これだけでも十分大変ですし

実習は5月8日からスタートするそうなので

今回のクオール薬局の不祥事を受けてからの迅速な対応は

判断力・行動力共に驚きます。

これがもし自分ならば

クオール薬局の今回の件は

いまだに公式の見解も公表していない中

実習先にふさわしくないのは明白で

絶対に許される事ではありませんが

「もう来月から実習が始まるし、問題が起きた店舗じゃないから今回は仕方ない」
「何より実習を受け入れてくれる現場の薬剤師に申し訳ない」

と、もっともらしい理由をつけて今回はスルーしていると思います。


しかし本来薬局などの実習先にお願いする立場である大学側が

この様な毅然とした判断を下すと言うことは

これ以上にない今の薬局業界に対する明確な主張ではないでしょうか。


ただでさえ実習の受け入れ先として

やはり大手などは店舗や人材が豊富なために重要な受け入れ先。

それに実習先に対して「実習をしていただく」と言う

謙った立場が大学のイメージですが

すでに第2期の学生もクオールの実習を取りやめているそうですし

「ほとぼりが冷めたのでまた実習の受け入れお願いします」

とはならないでしょうから

今後も実習先としておそらくクオールは禁忌になるでしょう。

さらに言えばクオール薬局に就職しようとしている人や

今後就職を検討していた人にまで影響が出る可能性も当然出てくると思います。


しかしそんな事はきっと百も承知ですよね。


それでも今回

「学生の立場から判断した」と急遽辞退し

「学生からクオール薬局について問い合わせがあっても正確な情報が伝えられない」

ためとしている事から

大学側は学生ファーストで考えた結果だと思います。



大学の元を離れて学ぶ実務実習の場ですから

そこで得るべき知識や技能もそうですが

やはり薬剤師として身に付けるべきモラルを尊重し

そしてさらにこれからの薬剤師の未来を担う学生の事を考えたのではないでしょうか。



いずれにしても東京理科大の担当の方は英断だと思います。

数ある薬局の1つの実習を急遽取りやめる事で

こうして無関係な人間の耳にまで届くと言うのは

大変意義があった結果になったと思いますし

やはりクオール薬局の今回の問題はそれだけ大きな問題だと思います。


また今回実習を辞退したのは不正を行っていない店舗の薬局ですが

これも、もう調剤チェーンは不正があっても店舗切り捨てでは

誰一人として納得していないと言う意思の表れだと思います。

チェーンの幹部の方々はそのことに対して

いい加減気付くべきではないでしょうか。

いや、気付いているけどこれが最も都合のいいシステムなのかもしれません。




最後にこれは超個人的な勝手な推測ですが

今回のクオールの件は最後の決定打

つまりそれ以前に「何か」があったのではないかと穿った見方をしています。

それゆえの迅速な対応でもあったのではないでしょうか。

今後辞退する大学が理科大以外にも波及するかもしれません。


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薬剤師の職能拡大をいたずらに叫ぶのは無責任である



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(カップヌードルもリフィルがあるんですねえ)


前回「リフィル処方箋、本当にやれんの?」という記事を書きました。

簡単に要約すると


このまま制度だけスタートしても

現段階で薬局がそれを受け入れるための何の準備もしていないのに

いきなりの制度スタートは

あらゆる面で個々の薬局に差のある現状において危険である。

ただ、個人的にはリフィル処方箋に賛成なので

制度をしっかり活かすためにも

2018年4月に向けて少しでも早めの研修なり何なりをスタートするべきではないか。


という主旨だったのですが

タイトルの「リフィル処方箋、ほんとにやれんの?」にだけ反応したのか

やれんの?ではなくて、やる。
やらない理由を考えるのは楽。
裁量与えたら結果出すと思う。



という意見を貰ったんですね。

まあ中身を読んでいないとそんな意見もあるよなあと

思っていたのですが

どうやらしっかり読んでもその意見は変わらないとのこと。



同じリフィル処方箋賛成派でも色んな意見があるという事でしょう。


個人的な意見は前回の記事に全部書いてあるつもりであり

さらに記事に直接コメントくれた方が大変的確な意見をくださっているので

それを読んでもらえれば良いと思ったのですが

どうしても1点だけ言いたい事があったので書かせてもらいます。


その1点と言うのは

何の体制も整っていないのに

ただリフィル処方箋の制度だけを導入して

裁量与えたら結果出すというのは

これまで制度ありきで進んできた結果

本質を伴わない

患者さんの立場を無視した

これまでの薬局が歩んできた歴史を繰り返す事になるだけだと思うんです。




これまである意味サポートの側面が強かった薬剤師が

いきなり下駄を預かるわけです。

そしてそれが患者さんの健康被害に直結する制度。

しっかり準備をするのが薬剤師における当然の義務であって然るべき。


制度スタートすればやる気のない薬剤師が心を入れ替えるとは

到底思えないんですよね。



取りあえずリフィル処方箋、何の準備もないけどやってみる?

裁量与えたら結果出す?

そんな無責任な事をやってもし失敗したらどうなるのか。


バッシングならまだいいですよ。

場合によっては患者さんの健康に、命に直結するんです。

事前にできる事をやり過ぎるという事はありませんし

何もせず制度の改革だけを叫ぶのは無責任にもほどがある。


もしリフィル処方箋が導入されたら

薬剤師会もきっとこう言うのでしょう。

「我々の日頃の努力がやっと評価された」と。




また、あえてバッシングの側面の例を挙げるとするならば

例えばAという薬局とBという薬局があったとします。

Aはリフィル処方箋の使用の際に

フィジカルアセスメントや問診、残薬があればその調整など

かなりきめ細かな対応をしています。

そしてBはただ薬を渡すだけ。特別な事は一切なし。

すると一番問題になるのが非常に残念なことに

B→Aの薬局に行った際に

患者さんは本来のきめ細かな対応に是正されて

喜ぶべきところなんですが

中には

「なんでこんな面倒くさい事を薬剤師にされなきゃなんないの?」
「前の薬局はすぐくれたのに!!」

という批難が起こる事が容易に想像できるんですよね。

患者さんはリフィル処方箋の

本来の意図を知らない人も多いでしょうから

今の分業よろしく

中身より早さが最優先される可能性もあるわけです。






おそらく今回意見をくださった方はAの様な方でしょう。

そして

貴重な医療資源を充てられていることに見合う成果を世の中に出す!
そういう薬剤師でいっぱいになって欲しい


と、言っている意見に否定の余地はありません。

ですからそんな薬剤師でいっぱいになるためにも

もう歴史を繰り返さないためにも

リフィル処方箋に対する整備は事前にしっかり行うべきだと思うんです。





という事で今週は結構さぼったのでもう1記事しか書いていません。


かかりつけ薬剤師は差別に繋がる


差がないのに差別化をしている事が問題です。



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