分割調剤、このままでいいの??



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リフィル処方箋に対するアンケート調査が行われたみたいです。

⇒リフィル処方せん、薬剤師の半数超が「導入すべき」



リフィル処方箋


結果を見ると

医師の4分の1がリフィル処方箋に賛成

反対が約半数と言うアンケート結果みたいですが

個人的には

医師のリフィル処方箋への賛成は意外と低かった

と言う感想です。

そもそもこのアンケートはエムスリーキャリのアンケートなので

いわゆる勤務医師や勤務薬剤師が多数の回答者でしょう。

するとリフィル処方箋絶対反対の医師会のような

開業医の集団ではありませんので

勤務医からすれば反対はしなくてもアリと考える医師が

半数くらいいるのではないかと思ったんですが

実際は4分の1程度しか賛成ではなかったので

想像以上に低かったのが個人的な印象です。


ただリフィル処方箋自体が市民権を得られていませんので

そもそも「リフィル処方箋ってなに?」という層が

医師の中にも結構いると思うんですが

それらの人に対しても今回の質問であるように

リフィル処方箋=一定期間内に反復使用できる処方せん

と言われてもあんまりいいイメージは持ちませんよね。

「責任の所在はどこにあるのか」「長期処方や分割調剤と何が違うのか」

等の明確な答えを得られないままこの質問を投げかけられたら

リフィル処方箋は反対となるのも分からなくもありません。

正直言って、分からない(26.8%)が本当の答えではないでしょうか。

もしくは医師会の動きを見る限り

リフィル処方箋が進むわけがないと思う層もいるかもしれません。



ただそれより遥かに意外だったことが

分割調剤に対する薬剤師側の答えです。


分割調剤



この中の「今のままでよい」という回答が

分割調剤を推進すべきと拮抗しているわけですが

正直想像以上に多いと思いました。

そして個人的にはこのままでは良くないと考えます。




まず分割調剤は確かに患者さんのメリットにはなりますが

残念ながら医師にも薬剤師にとっても

あまり制度的にメリットはありません。

少なくとも利益はほぼありません。

すると

「将来的なリフィル処方箋のために分割調剤を頑張ろう」

とする薬局ってかなり少ないと思いますし

そもそも薬局の努力だけで分割調剤は進むものではありませんからね。


となるとその先にリフィル処方箋が見えているとしても

そもそも分割調剤は普及しません


これは結構致命的な欠点です。


しかしリフィル処方箋の議論になると

一般的に言われますよね

「まずは分割調剤をしっかり行ってから」と。

ただ個人的には

分割調剤の延長線上にリフィル処方箋はないと思うんです。


なぜなら必要とされる薬剤師の能力と責任がこの2つでは

大きく異なるからです。


言い方は悪いですが

分割調剤は特に何のスキルも求められずに制度がスタートされ

分割調剤を正しく行うために必要な薬剤師の能力的なものは

ほぼスルーされてここまで来たと思います。

ただしリフィル処方箋が仮に導入された場合には

単に「処方箋の使い回し」ではありませんので

それに応じた薬剤師の技能も求められると思いますし

利便性や経済性を優先するだけのものにしてはいけないと思うんです。


となるといくら分割調剤が増えて

その先にリフィル処方箋があったとしても

それに対応できるとは到底思えません。





と言っても個人的にはリフィル処方箋には賛成の立場なので

仮にこのアンケートに回答するとすれば

リフィル処方箋に対しては「推進すべき」に当たりますが

分割調剤については正直「分からない」と回答すると思います。

そしていつまで経っても

「まずは分割調剤をしっかりやってから」

と言われるのであれば

今そのメリットを享受している方には申し訳ないですが

もはや分割調剤は「廃止すべき」という立場です。


少なくとも今のままの分割調剤の形がいい事とは思いません。



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どうして薬学生の就職先にドラックストアが人気なのか



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今の学生の就職先のトレンドとして

「ドラッグストアが人気」という事らしく

昭和薬科大学でも

ドラックストアへ就職を決める学生が

4年制時代と比べて11.7%から21.6%に増えているそうです。

⇒ドラッグストアが薬学生の人気就職先に


実際に旺文社の6年制薬系学科の就職動向調査でも

医薬品販売業、いわゆるドラックストアに該当する層が

2015年度は全体の5.5%ですが

2017年度では9.2%となっており確かに増加傾向にありそうです。

他の就職先も見てみると

調剤薬局は32.6%→31.7%
病院・診療所22.2%→20.6%

となっており、薬局も病院・診療所も若干ですが減少傾向にあるため

整合性が取れてそうな感じはします。

平成27年就職先動向調査

平成29年就職先動向調査



それに加えて

「ドラッグストアの薬剤師の初任給が高いこと」

これは揺るぎない事実であるため

その意図としては調剤薬局と争ってでも

薬剤師の確保を急いでいるという事の

裏返しであり

ドラッグストアの人気が高まった可能性はもちろん高いですが

ドラッグストアにおける薬剤師の需要は確実に高まっていると思います。





例えばあのマツキヨが業界1位(売上高)から転落し

今では第4位となっています。

ではどうしてマツキヨが4位に転落したのかと言えば

決して業績が悪かったわけではなく

他のドラッグストアが調剤薬局をM&Aし

売り上げを拡大させたためと言われています。


そして独自にドラックストアでも

調剤併設型も増やし

さらに単に調剤併設ではなく

「かかりつけ」や「健康サポート」の薬局を目指したりと

ニーズに応えた薬局も展開していることから

ドラッグストアにおける薬剤師の需要は

今後しばらくは高まるのではないでしょうか。



ひと昔前はドラッグストアの一番の欠点として

「調剤経験が積めない」事が大変ネックでしたが

こう言った時代の流れもあり

ドラッグストアに勤務しても調剤経験がないため転職に不利

と考える学生も減って

おまけにドラッグストアの給料は元々高めであるため

奨学金の返済で追われる学生にとっても

ドラッグストアは理想的な職場になったのでしょう。


それにもはや調剤薬局とドラッグストアの垣根は

学生からすればなくなりつつあるのかもしれません。


また、もっと踏み込んで言えば

最初の就職先を勤め上げる薬剤師の方がレアでしょうから

昇給などは度外視して

初任給から30万円を越えるドラッグストアを就職先に選ぶことは

ある意味賢明と言えるのかもしれません。





ところで学生が選ぶ就職先についてですが

個人的には学生が何を基準にどの職場に就こうが

二十歳半ばの大人の判断なので全て自己責任であり

本人の自由でしかありませんが

先日の制度部会でも某委員が

「病院薬剤師への評価が低い事」

とそれにより

「優秀な学生が病院でなく調剤薬局に就職すること」

に対して危惧していましたね。

⇒厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会



でもこれ、はっきり言って余計なお世話だと思うんです。




一見すると

「病院薬剤師への評価、つまり報酬を上げて学生を病院へ」

と言う理論も分からなくもありませんが

そもそも病院薬剤師でも人気がある所は

給料云々を抜きにして未だに大人気ですし

逆に評価が多少ついたところでこれまで薬剤師不足で嘆いていた病院が

薬剤師の給料を大幅に上げて募集をかけるなんてまずありえません。


と言うのも2012年の診療報酬改定で

病棟薬剤業務実施加算がスタートし

その後も病院薬剤師に対する評価は少しずつですが点数として付加されています。

もちろんその「評価の度合い」が適切かどうかは議論が必要な所でしょうが

少なくともここ10年を見ると

これまで病院薬剤師がほぼ評価されていなかった過去

を考えると時代は変わってきています。

しかし一方で病院の薬剤師不足は解消されていませんし、偏在は健在です。


何より薬剤師への評価が多少上がったからと言って

ピンポイントで

「じゃあ薬剤師の給料だけ加算がついた分増やしましょう」

とはまずなりません。

そもそも薬剤師を奪い合うのは調剤薬局やドラッグストアになるので

そこでの競争で勝てる程の報酬が薬剤師に与えられるのかは甚だ疑問です。


実際にここ10年どころか20年を見ても

医療機関で働く病院薬剤師の数は大して増えていませんからね。


多少病院薬剤師に加算がついて

それにより薬剤師の雇用が増えるのかと言えば

歴史を見れば明らかです。





最近よく医師会をはじめとする方々が

調剤薬局を叩くついでに

「病院薬剤師の評価を上げろ」

と言っており

確かに病院薬剤師への評価が上がること自体は悪い事では

ないと思いますが、それは結局絵に描いた餅で

そう主張する人の本心は別の所にあり

結果的に病院が多少得をするだけに落ち着くのではないでしょうか。


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全国の現金問屋を使っている管理薬剤師に警告です



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世間を騒がせたハーボニー偽薬事件ですが

一番悪いのは偽ハーボニーを作った所なのは間違いありません。

しかし個人的には

一番最初にその偽ハーボニーを購入した卸もかなり罪は重いと思います。



そもそも秘密厳守か何か知りませんが

特定できない個人から数万円もする偽の薬を購入して

それを他の卸に売りつけて利益を得ているわけで

それをいくら販売業の許可を得ている違法でない業者と言っても

やっている事はめちゃくちゃでしょう。

さすがにこれではまずいと言う事で

偽造品流通防止に向けた検討会が行われています。

医療用医薬品の偽造品流通防止のため の施策のあり方に関する検討会・


報道では

薬局間の分譲ができなくなるのでは?

と言われていますが

すでに今年の3月の時点で

薬剤師・薬局関係3団体としてガイドラインを作成しているそうなので

おそらく行き過ぎない程度のルールが選定されると思います。

仮に

・卸が小分けして薬局に販売する場合

・薬局が処方箋に基づいて販売する場合

この2つ以外の開封を禁じるとなると

薬局の経営が成り立ちませんし

門前から地域へ

なんて絵に描いた餅になるでしょう。

ですからその辺りは楽観的に見ているのですが

それよりも今回の検討会及び今後の議論として注目必死なことが


偽造品対策に関連した管理薬剤師の責務の明確化

です。

今回の会議でも

薬局では、医薬品を使用する患者に対する調剤・交付等の業務が行われることなどを踏まえ、管理薬剤師は「実地」での管理が求められている。 こうした管理薬剤師の役割の重要性に鑑み、偽造医薬品対策に関連した 管理薬剤師の責務を強化するべきではないか。

という意見の下

今後実地の管理を求められる管理薬剤師の処罰も厳格化されると思います。


「そうは言うけど会社の方針には逆らえないよ」

と言う意見も一理ありますが

今回の検討会に出た意見としては


「雇用されている管理者は社長の業務命令には従わざるを得ないのが実態」

としながらも

管理薬剤師の助言に対して薬局開設者は従うことを確実に求めることが必要

薬局開設者・管理薬剤師・薬剤師それぞれが行うべきことを規定することが必要



と、現場の管理薬剤師の立場も分かるがそうも言っていられない

と言った様な印象を受けました。

つまり問答無用で現場の管理薬剤師も罰する

しかも今回の偽ハーボニー偽薬の様に軽い処罰で済むかと言えば

おそらくそうはいかないと思います。

すると今後注目すべきは「箱なし医薬品の販売ルール」自体よりも

管理薬剤師の処罰。

もしこの内容が設定された後、全国の管理薬剤師は

客観的に自分の置かれている状況を確認した方がいいでしょう。

もう会社の方針だからでは済まされない所まで来ています。

場合によっては会社からも切り捨てられ

行政的な処分も受ける可能性が出てきたわけですからね。


そして個人的には管理薬剤師を罰するのは賛成です。


綺麗ごとと言われればそれまでですが

やはり管理者としてイエスマンである必要はありませんし

患者さんに被害が生じた場合に責任がないでは通らないでしょう。



本当は開設者と管理者の立場を明確にし

意見できるようにするのがベストですが

昨今の不正問題を見ても分かる通り

はっきり言って不可能だと思います。

それならば現場の管理者のなり手が減れば

企業としても改善の方針を取らざるを得ないのではないかと思います。




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