橋下徹氏が考える生活保護受給者の医療費問題について



にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
   

生活保護


今週の月曜(8月22日)に放送された

「橋下×羽鳥の番組」にて橋下さんが

「生活保護受給者の一番の問題点は不正受給よりも医療費の問題」
「医療費がタダだから抑止力が働かず、病院もまたそれを狙っている」


という様な意図の発言をしていました。

そしてその解決策として

「生活保護受給者も自己負担を発生させるべき」

という事を話していました。



全くの正論だと思います。



そもそも生活保護受給者は地域によって異なりますが

月額10万円以上支給され、その中でかかる医療費はゼロです。


一方うちの祖母を例に挙げますと

現役時代は亡くなった祖父と自営業を営んでいて

40年間ずっと年金を納め

今は年金を月額6万円くらい受け取りつつ

その中で週2回病院を受診してリハビリし

自己負担の1割を支払っています。


何だか当たり前の事をしているだけなのに

かなり「損」した気分にさせられませんか?



そもそも生活保護自体は社会的救済として

働いて生活していく力のない方にとっての大事なセーフティーネット。

そこに高齢者や医療を受けている人が多いのは分かります。


しかし少ない年金の中でやりくりして病院を受診している年金生活者がいる中で

医療費がゼロで、しかも倍の月額のお金を貰っている事自体

おかしな話だと思います。




そして番組でも触れていましたが

生活保護受給者による薬の転売も問題です。

何が問題かと言うと

医療費ゼロで得た薬を売って儲けるのも確かに大きな問題ですが

個人的に一番問題だと思う事は

仮にその人の行為がバレて捕まったとしても

その期間は「生活保護受給停止」となりますが

結局釈放されたら再度生活保護の申請をして

また生活保護の生活に戻れる点です。

なぜかと言えばもちろん

「健康で文化的な最低限度の生活が確保されるから」

なんですね。

かなりローリスクハイリターンです。

こんなモラルハザードが跋扈しそうな仕組みの中

やはり自己負担ゼロというのは考え直すべきだと思います。
(そもそもこれは自己負担以前の問題でもありますが)


この議論になると

「自己負担が発生して手遅れになったらどうするんだ」

という意見が間違いなく出てきますが

はっきり言ってこのままだと


医療費破綻は待ったなし。


国民皆保険が守られているのも

今の医療制度がギリギリ成り立っているからできるだけの話であって

今以上に高額な薬が世の中に多く生まれ

それを今の体制のまま、どこにも負担を強いる事なしに

向こう数十年やっていけるかと言われればほぼ100%不可能です。


そうなると根本的に

「病院を受診して治療をしてもらい薬をもらう」

という今では「半ば当たり前」のハードルは格段に上がる事になり

結果負のスパイラルに陥り多くが共倒れする事になります。

当然生活保護受給者の医療費負担額および支給額にも影響を及ぼすでしょう。





一方で出産や子供の医療費にかかる費用はゼロでも良いと思うんです。

何だかんだ言って出産育児一時金があるとしても

妊婦検診や出産費用、そして出産後のマタニティ用品など

かなりの出費を要し

子育て中の医療費もそれなりにかかるわけなので

その手助けとして主産や医療にかかる負担をゼロにしてあげれば

多少少子化にも歯止めがかかるのではと思います。

ただし薬はジェネリック必須。

子供は将来的に医療費を支えてくれる立場であり
(もちろん医療費だけではありませんが)

単に出ていくお金を削るだけではなく未来への投資も重要です。


ただ、あれだけ待機児童問題や子育て支援が問題となっていて

誰もがその重要性を口では訴えておきながら

結局その分のしわ寄せが一部の人間や国民全体の負担となると

急に血相を変えて猛反発する人がいますが意味が分かりません。

お金は沸いて出るものなのでしょうか。




おそらく今年の年末に

「世間を賑わせた人」として登場するであろう

あの舛添さんが厚労省時代に

「生活保護受給者は強制的にジェネリックを」

的な通知をした瞬間に

「人権を無視している」

と非難の嵐にさらされ、即座に撤回した経緯もある事から

「生活保護受給者は1割負担」なんて言った日には

かなりの論争が巻き起こる事でしょう。


しかしやはり現状を考えたら生活保護受給者は

セーフティーネットの基準が時代の反映なしに来ている事からも

今後は多少の負担を共有すべきだと思います。



ただ、番組で橋下さんも言っていましたが

生活保護費の半分は医療扶助費であり

その中でさらに半分は入院費が占めているそうです。


やはりこれは生活保護を受ける側もそうですが

医療を提供する側も考え直すべきでしょう。




身近な所で言えば自己負担ゼロの人への

かかりつけ薬剤師指導料の同意。


本来ならば多くの医療機関を受診し、薬をもらい放題な

生活保護受給者の薬を一元管理するためにもってこいの制度のはずなんですが

どっかのアホな薬局が

ただの金儲けのために取りやすい所からばかり

かかりつけ薬剤師指導料の同意を得たりしたものだから

完全にマイナスイメージ。

ここぞと言う時の使いどころを大きく間違えて自爆しています。



この意見に賛同する方はクリックをお願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク

4

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントの投稿

非公開コメント

それは違うと思いますね。
生活保護者は自分の正当な権利を行使しているだけです。
あなたの祖母のことを持ち出して生活保護者を批判するのは筋違いだと思います。
あなたはあなたの祖母のような患者にも医療費無料などの社会保障の充実を訴えていくべきなのでは?
生活保護者の薬の転売は不正受給のように一部の人間がやってるだけに過ぎないのでそれで生活保護者を批判するのは説得力に欠けると思います。
生活保護者のモラルハザードが問題となっていますが、それに対して自己負担を導入するよりまず受診制限などで医療費を削減する方が先だと思います。
理由もなくジェネリックを断ったり、意味もなく何回も病院を受診する生活保護者に怒りを覚えるのは理解できます。しかし、生活保護者の方々は充分な教育を受けられなかった人も多く、自身のジェネリック拒否や頻回受診が与える影響が理解できないのではないでしょうか。それを考慮せずに罰を与えるように自己負担を導入するべきなどと言うのは公共の福祉に反していると思います。
相模原の事件以来、ネットでは、弱者は切り捨てるべきだという風潮が強くなっていると感じます。橋本氏の主張が持ち上げられるのもそういった風潮があるからだと感じます。医療人にはそのような風潮に同調するのではなく、弱者の側に立ってもらいたいと思っています。
古来から医療人が人々に信頼されてきたのは、医療人が常に弱者の味方だったからに他なりません。
プロフィール

black black

Author:black black
薬局・病院・医療業界など薬剤師を取り巻く業界の最新ニュースをお届けします。

ランキング
最新記事
ネット検索ならベスト
フォントが小さく情報が多い
時給4000円以上ならココ
ランキング
PVアクセスランキング にほんブログ村
来客数
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示