速報!平成28年度診療報酬改定前後の薬局の動き



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薬事日報が行った調査で診療報酬改定前後の薬局の動きが明らかになりました。


16年度改定の影響調査 かかりつけ指導料、54%が届け出‐基準加算は厳格化で4割減 薬事日報社

ただ
「無作為抽出した3000軒を対象に、改定3カ月後と改定前の状況比較を中心に郵送で依頼。7月中旬までに回答が得られた797軒について集計、分析を行った。回収率は26.7%。」


という事で決して回収率が良いとは言えませんが

まあ大方予想通りというか

必然的にそうならざる得ない結果に落ち着いたと思う反面

そこそこ意外だったものもあるので紹介していきます。



<調剤基本料>
基本料1(41点)が704軒(88.8%)
基本料2(25点)が41軒(5.2%)
基本料3(20点)は45軒(5.7%)
基本料4(31点)が3軒(0.4%)
基本料5(19点)と6(15点)はゼロ。

昨年度までは基本料1(41点)は96.8%とほぼ全ての薬局で算定していた。





こうやって見ると基本料1が88.8%と末広がりで揃うぐらい

意外と多い印象(ホントか!?)。

これならお薬手帳を持参して得られるメリットが多い患者さんも

それなりに多いのではないでしょうか。



そして今後は基本料3(同一法人で受付回数40,000回超)の薬局は

間違いなく増えていくでしょう。

そして次回の改定では40,000という受付回数の数字が変わるか

20点という点数が変わるか

何かしらの変化があると思いますが

まあ両方とも厳しい方向へ変わるでしょう。


そして基本料2のいわゆる「門前薬局」に対する評価も

間違いなく厳しくなってくるでしょう。




<かかりつけ薬剤師指導料>
「届け出済み」との回答が53.9%。
「当面予定していない」薬局は36.6%。


意外といえばこの結果。

特に「当面予定していない」というのが36.6%もある事です。

実際にかかりつけ薬剤師指導料の話し自体は

2016年の1月の後半には話題になっており

その時は「当該保険薬局に○年以上在籍が必要」となっていたので

「うちは4月から開始するのは無理だわ」

という諦める薬局は多々あったと思うのですが

いざかかりつけ薬剤師指導料が開始し

在籍期間が半年で良くても

結果36.6%が「予定していない」というのは

やはり一定数はかかりつけ薬剤師制度に関して疑問を持っていると

考えてもいいのではないでしょうか。

そしてそれは「届け出済み」の層にも言える事。


70点も点数を付けられても薬剤師の中から

手放しでかかりつけ薬剤師に賛成するのをほとんど目にしない現状を考えると

やはりこの制度は問題でしょう。




<基準調剤加算>
25.0%と大幅に減少。
改定前の3月末時点では「加算1」(12点)と「加算2」(36点)を合わせ61.3%の薬局が算定していた

そのうち、改定前に「加算1」を算定していた薬局の中で、改定後も同加算を算定できていたのは29.4%。
「加算2」を算定していた薬局のうち、改定後も同加算を算定できていたのは38.9%。


実際一番薬局が得られる点数でダメージを広く受けたのが

この基準調剤加算と言っても過言ではないでしょう。

はっきり言って名前を変えてもいいぐらい

前回の基準調剤加算1と今回の基準調剤加算は難易度が違います。

ただそれでも29.4%が加算を算定できた事に正直驚きです。


<健康サポート薬局>
届け出を予定していると回答した薬局は20.9%
10月以降に届け出を予定していると回答した薬局も15.2%
合わせると36.1%。


しかしあれだけ薬剤師会は否定していましたが

大人しく「基準調剤加算」は「健康サポート薬局加算」にしても良いでしょう。

今考えると基準調剤加算を一本化したのも完全に狙ってますよね。

そもそもなぜこの調査にすら組み込まれているのかも

何かあるのかと勘ぐってしまいます。

まだ始まってもいないし(一応)点数にもならないって言っているのに。




実際には基準調剤加算を算定している25%の層が

そのまま健康サポート薬局の10月届け出予定に推移する形になるでしょう。



<後発品体制加算>
加算1:26.3%から34.8%に増加
加算2:42.2%から24.9%に減少。
加算を算定していない薬局は31.5%から40.3%に増加。


これは完全に加算2の薬局が加算1になだれ込んで来ただけの話し。

そして加算1すら取れない薬局が増えたと。


ただ一番危惧すべきなのは加算を全く算定していない薬局。

今回の調査内では40%ぐらいありますが

今後は加算だけでなくペナルティも併設されるのは必至なので

まだマイナスにならない現段階から

少しずつでも準備を初めていた方がいいでしょう。





という事で2016年度診療報酬改定は

これでも調剤は0.17%プラスだったわけですが

まあ案の定この様な結果で

これが今後好転する事はまずないと言えます。

となると次回の診療報酬改定に求める事は

点数の配分を納得のいく形になるように願うばかりです。


特に一部では大手の貯金箱と化している

かかりつけ薬剤師の是正をお願いします。


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