役に立たない薬剤師会に代わって市議会の皆さんお願いします。



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和歌山県に薬学部を新設する件に関して

一筋縄に話が進んでいない様子。

むしろ強行採決の流れです。



そもそもなぜ薬学部を誘致した和歌山市が

いざ薬学部新設の計画を立てるとなると猛反対しているのかという矛盾は

和歌山市がツンデレだからではありません。


そもそもこの薬学部新設&新設場所の議論が

和歌山市議会をすっとばして

和歌山市長と和歌山県知事のトップ会談により

話が進んでいた可能性があるとの事らしいです。


そこで和歌山市としては県に薬学部を誘致した形になっていますが

和歌山市議会からすれば


「なんで勝手にそんな話になってんの??」
という事で

今、大いにもめている様子。

しかも和歌山市からの誘致という事になっていますから

せっかくの土地を県に無償貸与の形とされているのも問題視されています。




そもそも薬学部新設予定地はかなり立地が良い所みたいで

和歌山市の中心部でお城も近い所。

そんな場所にわざわざ薬学部を新設する意味がないとしている中で

薬学部新設ありきで計画が進んでいると言うのが

これまた反対派の意見にあるみたいです。


ただ、それでも薬学部をその地に建てるのはなぜか?

という好奇心でこちらの議事録を読んでいったんですが

ただ薬学部新設反対派の委員の正論に

フルボッコにされているだけの答弁でした。

平成28年6月29日(水)伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会




その答弁の中で完全同意だった意見が2点あるので紹介します。

まず1つめですが

現在、和歌山市で薬学部を目指す学生は60人程度いるらしいです。

そして、薬学部が和歌山市にできれば

その学生が県外に流出する事なく県内で学ぶ事ができ

薬剤師不足にも貢献すると。

だから薬学部は必要という主張に対する反論です。




現在近畿地方に私立薬学部は非常にたくさんありますが

国公立大学と言えば京都大学と大阪大学しかありません。

しかしそこに公立大学が出来るとなると

かなり偏差値が高くなる事が予想されます。


この話し合いの中では

「京大・阪大に次ぐ難関大になる」

とまで言っていますが

そうなると和歌山市の薬学部を目指している学生は

かなり狭き門を他の近畿地方及び全国の学生と競い合う事になります。


しかも最近公表されたものによると

「県内からの学生は2割を想定している」という事なので

定員100人のうちたった20人しか薬学生を確保できない事になります。

すると薬学部新設=薬剤師の確保にはつながらない

という意見でした。


しかもこれは薬学部新設賛成派が出した計画であり

多少「甘め」に見積もっている可能性は高いので

20人というのは少ないという事はないと思います。




そして2つめは

薬学部新設に関して

もともとの母体である和歌山県医大の方も反対意見が多いという事です。

教授会の議事録によると

賛成が3人に対し反対が41人と

圧倒的に反対が多く、しかも賛成派の3人ははっきりした意見がなかったみたいなんです。

そして反対意見の中でも的確な指摘が

「薬剤師の人数は今のままで十分であると思う。2016年の診療報酬 改定でも薬価は下がる。厚労省の政策で今後調剤薬局は少なくなると色々なものに書かれている。薬学の研究者は必要だが、10年後に薬剤師がどのような仕事をするかはまだ見えない」

というものです。


本当におっしゃる通り。



2021年4月に開校し、それから薬剤師となるのは6年後。

そんな未来の事を診療報酬の心得がある人が考えれば

今が多少安定しているから薬学部で行こうなんていう発想にならないのは

すぐに分かりそうなものです。


うーん、本来はこの役割は薬剤師会が行うべき事なんですけどねえ。

まあ和歌山県薬剤師会は署名集めまでして

薬学部新設を切望しているトンチンカンなので無理な話です。

どうも最近の不甲斐ない薬剤師会のDNAを

色濃く受け継いでいるのは和歌山県薬剤師会といってもよさそうです。



ただ今から最短でも薬剤師の輩出に10年以上かかるわけですよ。

しかも和歌山出身は20人程度の見込みです。

純粋な和歌山出身の薬剤師が100人誕生するまで

一体何年かかるんだっていう話しですよ。

それならば県外の薬学部に行った学生に帰ってきてもらう様な

魅力ある街作りに力を入れたり

県外の薬剤師を誘致するような

何かしらの活動を行った方がよっぽどいいと思うんですよね。





県外の人間が他県の地方創生に関して口出しするのもどうかと思いますが

ストリートビューで見た所、薬学部新設予定地はホントにお城の目の前で

完全な城下町に位置する所なんですね。

そんな立派な立地になぜ薬学部なのか理解できません。



かりに薬学部ができれば学生や職員などにより

多少人の流れは生まれるでしょう。

しかし、和歌山県の一等地に薬学部ができた所で

じゃあ県外の人間が和歌山に行ってみようかとなるかと言えば

100%なるはずがありません。

むしろ一番大切な県外からの流動的な人の流れを

完全に摘むことになります。


そうなるとせっかくの立地を捨てて

たかだか1000人ちょっとの人口が増えるだけ。

和歌山県知事が

「都合1000人ぐらいの人間が消えると。消した人はちゃんとそれを後世に対して責任を持たないといけない」


という発言をして物議を醸しましたが

むしろこんな箱ものを作って人の流れを止める責任を

知事が持つべきだと思います。

何が和歌山は「和」でアピールしていきますだよって感じです。




ぜひ今の強行突破に踏み切っている県に負けずに

役に立たない薬剤師会に代わって

市議会の皆さんには頑張ってもらいたいですね。


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