たまには自分の薬学部時代の実務実習について触れてみる



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薬学部実習



最近他人の事ばかりに触れていたので

たまには自分の事について書こうと思います。

テーマは実習です。




自分は6年制ではなかったので

実習としては

薬局2週間、病院4週間のスケジュールでした。



そして最初に行った実習は地元に帰っての国立病院での実習。

基本院外処方の病院で

仕事は入院患者さんの調剤や服薬指導がメインでした。


結論から言えば本当に素晴らしい実習だったと思います。


そこでは実習生の受け入れは当然の事みたいで

制度もしっかりしていました。


担当の薬剤師以外にもそれぞれ専門的な役割が振り分けられて

半日交代でその専門の薬剤師の話しを聞いたり

仕事を手伝ったりしていました。



そして午後は担当薬剤師について

病棟を回って服薬指導を行っていました。


その病院は制度がしっかりしていた事に加えて

新人として入社した薬剤師も早めに指導員として抜擢されるため

比較的学生の立場なども考慮してくれる場合が多く

自分が担当してくれた薬剤師の方も

大学院を出て入社して1年経っていない方でした。

今でいえば6年制の学生が卒業して入社して1年経たない内に

指導する立場に回る感じです。


ですから年齢も近く比較的学生の立場も考慮してくれる場合が多く

面倒見の良い先輩の様な感じで接してくれました。


そして担当の薬剤師の方は患者さんからの信頼も厚く

指導に回って行くと

「先生よく来たね」

と言った感じで

積極的に話をしてくれる患者さんばかりでした。


そんな中で初めての現場を学んで

薬剤師のやりがい的なものを感じ

自分もあの指導してくれた薬剤師の様な薬剤師になろうと思いました。

何だか小学生の感想みたいですが結構ガチで思いましたね。


もちろん全部がいい思い出だけではありませんでしたが

それ以上に自分の中で目指す薬剤師像のきっかけになる出来事だったのは

間違いありません。





そして病院実習が終わり今度は薬局実習。

こちらは2週間なので気持ち的にはかなり楽です。


しかし薬局実習を行って思った事は

本当につまらない2週間だった

という感情だけが残りました。

もしこれが今の薬学部の様に11週もあるとなると

かなり大変だったと思います。


何が悪かったのかと言えばたくさんありますが大きく2つ。


まず1つが実習ではなく見学会で終始した事です。


と言うのも薬剤師側が完全にやる気がありませんでした。

ただそれは薬剤師だけの問題ではなかったんです。



そもそもそこは中規模チェーンの薬局で

毎回実習生を受け入れている薬局だったのですが

どうも自分たちが来る前の学生たちが

トラブルを起こしてしまったみたいで完全に

実習生=お荷物

という感じで見られていたんですよね。

しかもその薬局は少し特殊な作りになっていて

投薬する場などは1ミリも見る事ができませんでした。

もちろん投薬する所の見学や実際の投薬などはゼロ。

やった事は掃除とわずかなピッキングだけ。

あとはほぼ見学です。



今はカリキュラムがしっかりしているので

そこまでひどいケースはまれでしょうが

知識として得たものはモップの使い方が丁寧になった事ぐらいです。


そして2つめが

女性のいじめです。


そこは事務員さんも含めて女性5人男性2人の薬局だったんですが

この女性たちが1人の女性薬剤師をいじめるんですよ。

しかも学生の前であからさまに。

そして男性の管理薬剤師も何も言えない状態。


ただそのいじめられていた薬剤師は話す人がいないので

学生には薬の事を結構いろいろ話してくれた思い出が少しあります。


こうなるともはや実習ってなんだ?と思う様になり

早く実習終わんないかなと願うだけでした。

そして同時に

前の実習生のトラブルははっきり言って自分たちには関係ないので

勘弁してほしいと思いました。

しかし受け入れ先の薬剤師も実習生を受け入れたくて

受け入れたわけでもないのでしょう。


まあいじめに関しては学生の前ぐらい自重して欲しかったですが

それこそ自分がでしゃばってどうにかなる話しではありません。



そんなこんなで薬局実習も終わり

実習を通して思った結論は

病院の薬剤師みたいな薬剤師を目指そうという志と

絶対薬局には就職しないでおこう。


という結論に至りました。

そして実際に最初の就職先は病院へ就職する事にしました。






2014年の

施設の種別にみた薬局・医療施設に従事する薬剤師数の年次推移の統計によると

薬局に従事する薬剤師は16万人で

医療施設に従事する薬剤師は5.5万人らしいです。


薬剤師の数



その中で自分が学生のうちに関わる薬剤師なんてほんの一握り。

そんなわずかな周りの薬剤師で

自分の最初の就職先を選んでしまったわけで

今考えると大分浅はかな考えだと思いますが

実習で与える印象というのは良きも悪きもそれほど大きいと思います。

少なくとも自分はそうでした。


そして後になって

薬局にも素晴らしい薬剤師がたくさんいる事も実感します。







基本的に薬学生のターニングポイントは大きく4つだと思います。

・薬剤師国家試験
・卒業研究
・卒業試験
・実務実習



そして自分ひとりの力だけではどうにもならないのが

断トツで実務実習でしょう。


そして11週間という逃げ場のない完全縦社会
(実習に縦社会もなにもないかもしれませんが)。

これはもはや知識の習得というよりも

人間力を試される実習です。


そして学校では対患者さんのコミュニケーションは

過剰なくらいに大切だと言われますが

実は一番大切なのは同じ職場内のコミュニケーションだったりします。


そして現実に実習がうまくいかなかった原因を見ると

学生と薬剤師のコミュニケーションの問題が多いと思います。


6年制薬局実務実習のトラブル等に関するアンケート



そしてコミュニケーションの問題を起こすのは

実習生側も薬剤師側も双方が引き金となる可能性があるという事。



そもそも教えてもらう立場の学生が問題を起こすのは理解できませんが

今や1万人以上薬学部6年制に入学する時代なので

多少ドロップアウトしても相当な実習生が誕生します。

また、今は大学によっては誰でも薬学部に入れる時代。

多少難アリな学生がいても不思議ではありません。



ただ、そもそも薬学部が乱立した際に問題視されたのが

実習先の確保だったんです。


そして喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですが

今後さらに薬学部を増やす傾向にあるわけです。

これって本当に正しい選択だと思います?


こういった現場との乖離が

問題が起きうる原因の1つでしょう。





という事で自分が実習の後に学んだ事は



薬学部の新設は必要ないという事です。

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