読み続けてはいけない「週刊現代」。プレイボーイを読もう。



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週刊現代で「飲んではいけない薬」という特集が出て以来

個人的には全く持って関心がなかったんですが

この特集は世間的には大反響だったみたいで

週刊現代は売り上げを大幅にアップしたみたいです。


それに味をしめたのか

5月30日発売の週刊現代から

7月に入っても特集が組まれ

他の週刊誌も便乗する始末。


それでもほぼ無関心だったんですが

とうとう載ってしまったんですね。



「週刊プレーボーイ」に。



週刊現代は立ち読みする気すら起きませんが

プレイボーイとなると話は別。

おそらく99%の人がどうでもいいと思うでしょうが

個人的に一番好きな週刊誌がプレイボーイなんです。


特に「リリーフランキーの人生相談」や

みうらじゅんと宮藤官九郎の

「大人になってもわからない」は必ず読むようにしています。

立ち読みですけど。


そんなプレイボーイがとうとう一連の薬特集に対して

意見を述べていたんです。

しかも立ち位置的に


週刊現代に便乗ではなく、真向から対立する形。


ざっくり内容を挙げると

・薬には何にでも副作用はあり、飲む飲まないの二者択一ではなく、副作用に注意しながら使うべき。
水ですら飲み過ぎたら水毒症になる。

・医師は副作用等がないか常に確認している。

・医師と患者の信頼関係よりも雑誌を信用するならば、何より患者さんが危険


などなど。

詳しくは実際にプレイボーイを読んでいただきたいのですが

はっきり言って正論です。

あまりに正論。


ただ、正論をわざわざ雑誌で書かないといけないくらい

週刊現代などが誤った煽り方をしているという事の裏返しと見て取れます。


今回これほど話題になった理由の1つとして思うのが

読者を偶然と思わせる

「戦略」がうまくはまった事だと思います。



通常なら、ふと読んだ雑誌の中に

「飲み続けてはいけない薬」という特集があっても

「まさか自分が飲んでいる薬はないだろう」

と思っていた人が多いのではないでしょうか。


しかし実際に目にするのは自分が毎日飲んでいる薬。

しかも病気を治すために飲んでいる薬です。

患者さんからすると「まさか自分が飲んでいる薬が載っているとは」といった感じで

信憑性が増してしまったんだと思います。

例えるなら全国ニュースで自分の近所がテレビに出た時のような衝撃(?)。


しかしあえて使用者が多い薬を選んで記事にしているので

週刊誌側からすると完全に「予想通り」なんですよね。

あと多くの人が好きですもんね、週刊誌。


この手の話題は

エビデンスがどうのこうのという話しではなく

患者さんからするとエビデンスなんておまけみたいなもの。

大切な事は何を言うかではなくだれが言うかに尽きます。

しかし今回の件は

「クレストールを飲むと腎不全」

のようにかなり極論に走っていますが

100%ウソではない点であるがゆえに

だれも週刊現代の記事は言い過ぎだとは思っても

間違いとは指摘しづらい点にあります。


そこを先手必勝で話題にされてしまったが手前

あたかも隠してだましていたかの様にとらえられてしまう。


特に最近雑誌の力や勢いは凄いため

より読者及び患者さんも過敏になっているんだと思います。



そしてこの事により

本来最も信頼できる「だれが言うか」という観点すらも

根本から揺らいでしまったのではないでしょうか。




この件に関して患者さんは大きく2通りの人がいると思います。


1つは「自分にも最悪なケースが起こるのでは」と心配している人。


こういう人は不安のあまり、「~の場合がある」「~の可能性が高くなる」

などと言った補足をすっ飛ばして

不安な点をダイレクトに受け取りがちな人が多い気がします。

ただこのような人には

しっかり主作用と副作用の話をして

もしもの場合の対応を伝えて不安を取り除いてあげれば

割とスムーズに火消しできるのではないかと思います。


問題はもう1つのパターン。


「だましやがって」と聞く耳を持たない人です。


これは説明をしっかり行った上で

もうダメだと思ったならば意志を尊重してあげましょう。


ただ、薬を飲まない事で週刊現代は何の補償もしてくれませんし

勝手に自分が飲まなかっただけです。

しかし、こういう人に限ってコレステロールの薬を止めた途端に

コレステロールが上がったら騒ぎ出すんですよね。


ですから薬剤師としてできるとしたら

「セカンドオピニオン」を勧めるのが良いでしょう。



プレイボーイにも書いてありましたが

「ずっと診てくれている医師が信用できない」

「金儲けのために薬を飲ませる」

と疑いながら接しているのであれば

まず薬を飲まない云々ではなく

その病院自体に行くことを止める事をおすすめします。

信用しない人の診察受けても無駄でしょうし

何より医療費の無駄遣いです。






実際この一連の流れに医療従事者の中で

若干醒めてきている人結構いるんじゃないですか?


いくら不適切な記事だと訴えても

売れる以上この特集は続くでしょう。

しかし逆に雑誌の特集なんて新しいものが好まれます。

毎回毎回「薬はダメだ」となると読者も醒めてきます。

ですから今は粛々と火消しを行い

もし週刊現代を読んで薬を飲みたくないという人がいつ来ても良い様に

マニュアルを自分の中で構築しておき

あとは時が過ぎるのを待ちましょう。


患者さんもこんな特集読むぐらいならば

プレイボーイのリリーフランキーの人生相談読みましょうよ。


今週の「旦那が生活費を入れてくれない相談」なんて面白いですよ。

優香も何だか年取ったなあと思うグラビアでした。


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週刊誌が記事を書くのをやめたら済む問題なんですかね
今はネット社会で薬の副作用の情報なんて簡単に入手できる時代
医療従事者側が患者には必要ないからといって公開しない情報も耳に入ってきます
副作用のことを伝えると患者は薬を飲まなくなるから教えないといった服薬指導は時代遅れかもしれませんね
今までとは違う情報提供が求められてるように感じます
ネットや週刊誌に先取りされて薬剤師は不要だと言われてしまうのも困りますしね
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