「2016年度薬学部入学者数」を見て再確認した事



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薬学部入学



2016年度の全国の薬科大学・薬学部の入学者数は、入学方式が異なる2大学と非公開の1大学を除く71大学・学部(定員1万2633人)で、1万2608人(定員に対する入学者数割合は99.80%)だった。今年度の薬科大学・薬学部の入学定員は1万2933人で、15年度に比べて増減はなかった。
入学者数の適正化進む‐大学別ではバラツキ目立つ




大分穏便な書き方をしていますが

実は穏やではない2016年薬学部入学問題です。


例えば定員割れを起こしている大学の数なんかは

近年の3年間を挙げると

11校→16校→23校

という状況です。


そして「定員充足率」が8割を切っている大学は

1校→5校→8校

と、これまた増えている状況になっています。



ちなみに奥羽大学は入学者数を「非公開」にしていますが

上の定員割れ&定員充足率8割満たない

どちらにも勝手にカウントしてあります。(まずいかな)


また、総定員人数だけを見ると昨年と変わりませんが

2016年度の入学者数は実質500人少なくなっていますし

年々減少傾向にあります。


そして気になるのが4年制を併設している大学。

岐阜薬科大などは

2018年度から開始される

「4年制を卒業して修士課程を終えて

臨床実習などを終えれば薬剤師国家試験の受験資格を得れる」

いわゆる「4+2+2」の特例措置の廃止に向けて

一足先の2017年度から「4年制薬科学科全面廃止」を打ち出しました。

つまり2016年度が事実上の最後の4年制の入学の年だったのですが

定員40人に対して16人の入学しかありませんでした。

公立大でこの定員割れは珍しく

来年度の4年制廃止が響いた結果なのでしょうか。


また4年制で気になるのが他に定員割れを起こしている大学です。

東北医科薬科が40人に対して16人の入学。

千葉科学大が40人に対して8人の入学。

九州保健福祉大が40人に対して14人の入学。


4年制の設立、だだスベリです。

強いて良かった点を挙げるなら2018年度から

何の後ろ髪をひかれる事なく4年制を廃止できる事でしょう。



それにしても毎年思いますが

薬学部多すぎです。

いまだに「こんな薬学部の大学あったんだ」と気づかされます。


そして定員割れが23校というのは

そもそもの数が適正じゃない事の現れです。


そりゃあ数が減って当然でしょう。



もちろん個人的には

定員割れしたり入学者数が減ったりする事に

何の哀れみも感じません。


むしろあれだけ医学部に関しては

将来の需要や

患者さんの奪い合いを考えて

厚労省や医師会などが議論しているのに

なぜ薬学部だけ未だに放置し

そしてさらに新たに薬学部を作ろうとしているのか

さっぱりわかりません。


厚労省も国試で薬剤師の輩出を調整すると言いながら

昨年度は大分日和ましたからね。

もう入り口が勝手に絞られていくのを待つしかありません。





それにしても

昔は高額な学費で有名だった(今は標準です)

第一薬科大学が今年は何と82.1%の充足率。

高額な学費でも高い人気を保っていた第一薬科大学ですが

さすがに昨今の合格率を見ると

入学する側も二の足を踏んでしまったのでしょうか。


なんだかこの数字を見て

「とうとう始まったな」という印象でした。


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薬剤師会が薬学部の設立を放置してるというより大学教員のポストを増やすために日本薬学会が頑張っている印象ですね。

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