スイッチOTC薬推進に反対する医師会に提案です



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エパデールT



健康サポート薬局にて

地域包括診療を目指している一方

セルフメディケーションという役割も担う薬局ですが

この2つの大きな違いは

「医師とタッグを組むか否か」となります。


思い起こせばエパデールTが全ての始まり、そして終わりを告げました。


申請から3年の月日が経ち、ようやく販売にこぎつけたエパデールT。

これだけこじれたのはもちろん医師会の反発のためです。

しかしとりあえずは販売が決定しました。

日本初の生活習慣病治療薬のOTCの販売です。


当時の日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の宗像守事務総長は

「エパデールの販売に当たっては、条件や手順などの難関はある」

としながらも

「この製品は、われわれが育てなかったら、もう次の第1類スイッチはない」

「改正薬事法の真の意味が実現できないというぐらいのつもりで、協会として対応していく。日本薬剤師会とも協力し合い、販売力の強化に努めていきたい」

と熱い決意を語りました。



しかし蓋を開けてみると

エパデールT販売認定薬剤師という良く分からない認定を受ける必要があったり

価格も2週間分で5000円を超えていたり

そもそもサプリでEPAを配合している商品がある現状で

「エパデールTを5000円で売りなさい」というのは

南極で氷を売れと言われているようなもので

握手券や投票権のないAKBのCDを売れと言われているようなものです。


そして極めつけが

「医療機関を受診した人に限る」という条件。

これでもエパデールTが売れるならば薬剤師の歴史に名を遺すほどの

奇跡として永久に語り継がれるでしょう。



まあそんな事情がありまして当然エパデールTは売れませんでした。

そして時は流れ

あの意気揚々としていたJACDSの宗像守事務総長は

今年の日本食糧新聞のインタビューで


16年度をドラッグストア(DgS)業界の「再成長元年」と位置付ける。

と、これまた元気に語っていました。

前だけを見続けるタイプみたいです。



話を戻しますと生活習慣病薬のスイッチ化に限らずに

比較的安全性が高いと確認されたものは

どんどんスイッチ化した方が医師側にもメリットがあると思うんですがどうでしょう。


例えば薬局では健康サポート薬局の推進の一環として

自己血液検査や健康フェアなどの一般向けの活動が

今後間違いなく加速することになります。

そしてもし生活習慣病の薬を薬剤師がOTC薬として扱えるのならば

おそらくさらにその広がりは加速するでしょう。

そしてそれらのターゲットはすでに病気の人ではなく

まだ病気になっていない、もしくは自覚していない人になります。


その様な潜在患者の発掘は大変意義がある事であり

早期発見で早めに生活習慣の面でアドバイスしたりOTC薬で改善すれば

医療費も抑えられて患者さんも大事に至る前に改善できていい事尽くめです。


もちろん服用のリスクをしっかり説明し

体調の変化を確認するために薬局に定期的に来てもらうよう

指導していけば信頼関係も生まれてくるでしょう。

相談はいつ・何回来ても「無料」です。



さらに潜在患者を見つけるという事は

中には当然OTC薬や生活習慣の改善だけでは

とても対応しきれない患者さんが出てきます。


そんな時に薬剤師は無理せず受診勧奨すればいいんです。

そうなれば病院としてもいい話しであり

病院に行こうか迷っている患者さんも背中を押してもらえます。


特に生活習慣病なんて言うのは

薬剤師の主観で判断できるものはありませんから

明らかに基準値をオーバーしているのに

薬剤師が無茶な提案をする事はないでしょう。(たぶん)


もし、患者さんの健康よりOTC薬の売り上げに終始するのであれば

そんな薬局、というか薬剤師はもはや医療人ではなく

ただの販売業者であり薬剤師免許を返納した方がいいでしょう。


ただ、実際そんな無茶なケースはかなり稀だと思うんです。


どうですか?スイッチ化は患者さんの奪い合いと考えるのではなく

共同で潜在患者を見つけて早期発見早期治療に努めるというのは。


「患者さんの奪い合い」ではなく医師も薬剤師も同じ方向を向いて進みましょう。


医師も薬剤師も患者さんも助かり、おまけに医療費も削減できる

決して悪い事ではないと思うんですよね。


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ごもっともな意見だと思います

おっしゃられる通り上手く行けばウインウインの関係になることは明確だと思います

ただ、あちら側の様々な発言を見ていると経済面で損をしたくないという事よりももっと根深いものがあるように感じます
要は「医師こそが全てであり医師が全てを決める」というような旧時代的なプライドが見え隠れしていて、多くの国民がそれを支持しているだけではなく、役人や一般メディアの記者もそうだと信じ込んでいるのでそれを盾に「薬剤師なんかにはまかせられない」と言えるのだと思います。

結局医師を説得する前に国民世論を変えないと薬剤師に対する期待感は産まれないでしょう。

そして未だに薬剤師に対する期待感を高めるような活躍ができる薬剤師がいないのも残念なところです。


以上通りすがりの戯れ言でした
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