薬剤師の関与でOTC薬は安全に管理されているのか?



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6月12日で薬のネット販売が施行されてちょうど2年になりますが

当時薬のネット販売が議論になった時に薬剤師会は猛反発しました。

そして

「薬剤師が濫用の歯止めになっている」
「国民の生命と健康を守っていく必要がある」

などという主張がありましたが現状を見てみましょう。


OTC薬販売現状


平成26年度医薬品販売制度実態把握調査結果について

こちらは昨年公表された「平成26年度実態把握調査結果」なんですが

これによると要指導薬の販売時の義務である

文書を用いて説明を行わなかったものが27.1%

第1類医薬品に関しては29%が行えていませんでした。

これは店舗販売での話です。


ネット販売での話ではありません。




ネット販売が議論になった時あれほど薬剤師会は反発しましたよね。

そして薬の店舗販売の安全性を訴えました。

ただその時にも指摘されたのが

「薬剤師による情報提供がしっかりなされていない」

というネット販売推進派からの主張でした。


そしていよいよネット販売が解禁されてふたを開けてみたら上記の有様。

いくら口先で素晴らしいことを言っても

自業自得と言われればそれまででしょう。


薬の安全が自己責任になっちゃうの?


これは薬剤師会が作ったポスターなんですが

このポスターの下には

私たち薬剤師は、お客さまの症状や体の状態、生活習慣など、
直接お会いして、丁寧にお話しを伺うことで、お客さま一人ひとりに合ったお薬を選ぶお手伝いをしています。
また、お薬をお渡しするときに、注意いただきたい事などをわかりやすくお伝えすることで、
正しく、安全にお薬をお使いいただけるよう、心を配っています



と書かれています。

しかしこんな状況で薬剤師がOTC薬の販売に関して主張することは

もはや語るに落ちていると客観的に思われても仕方ありません。



もちろん薬剤師がきちんと対応する事で

薬の乱用を防ぐことに繋がっている面もあると思いますし

適正使用に貢献している現状もあると思います。

これからさらにセルフメディケーションが必要とされる中で

より正しい対応が必要になるでしょう。


この医薬品販売制度実態把握調査結果が公表されてから

全国の薬剤師会で販売時の規則を見直すようにと通達が出ましたので

おそらく多少は改善していると思いますが

健康サポート薬局などを進めていくうえでも

まずは改善すべき事があると思います。




ただ個人的な意見として

薬を安全に使うために薬剤師の関与を主張するならば

医薬品のネット販売解禁以上に

海外から処方箋薬を個人輸入が認められている現状に

反対の意を唱えるべきだと思いますけどね。




とりあえず目先の問題としてあるのが

医薬品のネット販売の現状。

こちらもなかなか。

ネット販売の現状

第1類医薬品販売時の情報提供が53.2%。

しかも薬剤師が情報提供したとはっきり分からないのが1割もあるという状況。


これは処方箋薬のネット販売が議論になった時に間違いなく突っ込まれますね。


いや、ネット販売推進派からするとこの現状は

ある意味援護射撃になるんですかね。


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