私立薬学部の選び方



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先日高校3年生からメールをいただきました。

内容としては





実家から遠い薬科大を滑り止めで受けようと思っていますが

偏差値が低い一方、薬剤師の国試合格率は高く

薬剤師の観点からその大学はどのような評価でしょうか。

といった文面のメールでした。


本当はその大学出身の人の意見を聞ければ良いのですが

残念ながらその大学の事はよく知らないので答えられないというのが本音です。



しかし世の中の薬学部を目指す人の悩みは

薬学部に受かるのか

と言う悩みと

一体どこの大学を選んだら良いのか

の2本柱で悩んでいる事でしょう。




薬剤師国家試験の合格率もしくは

真の合格率が高い大学がいいのか。

少しでも偏差値が高い大学がいいのか。

学費が安いほうがいいのか。

悩む種はたくさんあります。


そこで


超個人的な観点からどの薬科大を選べばいいのか考えてみました。



まずあなたがそこそこ偏差値が高くて

いわゆる中堅以上の薬科大に入る学力があるならば

そのまま上を目指してください。

実際に大学の偏差値の高さはある程度国試の合格率に比例します。

周りの環境というのも非常に大事ですからね。


では中堅未満の薬科大に入れる位の学力の人。

この方達が目指すのはズバリ

どれだけストレートに薬剤師国家試験の資格を得れたか

という点を重要視してください。





皆さんご存知の通り

薬学部では国試合格率の調整のために

卒業延期や留年という形を取って

ある程度学生をふるいにかけます。

そして99回、100回と難易度が上がった国家試験において

これまで以上に国試を受けさせる学生を吟味するはずです。




国試が受けれるかどうかは確かに大きな問題ですが

それ以上に大きな問題があります。

それは

当たり前ですが

例えば留年や卒留して国試受験が一年延びたとしても

来年受かるかは全く分からないという事です。



卒業出来なかった場合には

大学によって差はあるかもしれませんが

1年分の学費を余分に払う事になり

なおかつ翌年に受からなかった場合

また予備校代がかかってしまいます。

そして世の中的には

大学7年プラス予備校1年。

これに一人暮らしの費用がかかると

田舎なら一軒家が買えます。


これは大問題です。


なので皆さん

大学はどれだけストレートで受験資格を得れるかで選びましょう。




仮にストレートで国試が受けれたけれど落ちてしまったという人でも

翌年みっちり予備校で頑張って受かれば

空白の期間は1年で済みますし

学費は予備校1年分で済みます。






という事で高校生で薬学部を目指している皆さん。





ここに100回の薬剤師国家試験のデータをまとめてくれているいいサイトがあります。

真の第100回薬剤師国家試験合格率


ここには入学者数と新卒の受験者数がのっています。

中には留年生や編入生も絡んでくるので絶対な数字ではないと思いますが

この中でいかにストレートに入学から受験まで進めた大学はどこかを選んで

大学選びの参考にしてください。





ではここで番外編です。


もし大学の立地が自分の通う所から近い場合はそれを選ぶのも良いです。

今は薬学部も6年になり

一人暮らしをするならばそれだけでかなりの額になってしまいます。


あと大学のHPでよく

「現場で活躍できる薬剤師の育成を目指しています」や

「○○に強い薬剤師の教育に力をいれてます」

的なキャッチコピーがありますが

そんなものは無視してしまいましょう。



と言うのも

卒業した大学によって

劇的な臨床の差は生まれませんし

何よりそれで留年+国試不合格のコンボを食らった場合

2年間薬剤師になるのが延びてしまいます。

それならば2年間薬剤師として現場で働く事の方が

遥かに良いのは言うまでもありません。




最近の国試難化を受けて

色んな所で

薬剤師になれるのは入学者の半数だ

などという記事を見ます。

ただこれって国立大学だったり

私立でも偏差値の高い大学の学生も当然入っているんですよね。

そうなれば中堅未満の大学の学生だけで

新卒の国試の合格率をみたら半数どころではありません。


しかも今は大学の授業よりも予備校の授業が国試に関しては重要視されています。

まあ大学は授業のプロではなく

一方で予備校は国試合格を仕事としている訳ですから当然です。

しかし最終的なゴールが薬剤師国家試験合格である以上

大学は6年間以上在籍する必要性は全くありません。

さっさと卒業してしまいましょう。


大学で得られる経験は本当に多い事があります。

良いこともわるいことも。

ただ私立の薬学部という点で言えば

学費もかなり高額です。

プラス今の傾向を考えると

6年間で薬剤師になれるという感覚は

絶対的なものとして持たない方が良いと思います。

しかし

そもそも卒業出来なければ受験すら出来なく

学費も余分にかかってしまいます。

高校時代は何時間も勉強したのだから

大学に入ってもそれを継続すれば

必ずストレートで薬剤師になれると思っている人も多いでしょう。

しかし周りの環境の影響は大きく

勉強する雰囲気というのは大事であり

やはり流されてしまう可能性も高いです。


ただせっかく大学に行くのですから

色んな経験をする事も大切だと思うので

学費を出してくれる人に最低限の迷惑がかからないように

大学は薬剤師国家試験の受験資格を貰う所と割り切って

大学を選びましょう。

そしてできればストレートで合格して安心させてあげましょう。




ちなみに学費が安い所は魅力的ですが

1年留年したらだいたいチャラになると思うので

それだけで選ぶのは止めましょう。




そしてバイトをアホのように入れて

小銭と引き換えに

1年間の学費と時間を無駄にすることは

もっと止めましょう。

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本当にその通り

実際に通ってみて思うのは、入ったからといって、薬剤師にはなれないということ

これです。

今現役で国家試験を受ける(受けないといかん)学生です。(6)
今まで思うのは、実際に上に進級するまでに、多くの知人・友人を失いました。

再試が多かった私が、ここまで上がれたのも奇跡に近いのではないかと
思っています。

合格率だけで学校を選ぶのではなく、本当に資格を取るんだと思える大学への
入学をしてほしい。

そうでないと、まず、続かないということです。
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