良い事はいい。悪い事は悪い


昨今の話題というか

ここ数年の話題をひっくるめても

薬歴未記載問題というのは大きなインパクトを与えました。


薬剤師が絡む事で

黙認されている事が多い事のひとつに

無資格者の調剤

が挙げられると思います。

そしてひょっとすると次のターゲットはこれになるかもしれません。


岐阜市の小児科クリニックが、薬剤師資格のない事務員に薬を調剤させていたとして、県警生活環境課と岐阜中署は6日、薬剤師法違反(無資格調剤)の疑いで、60代の院長の男と20~30代の事務員の女3人を書類送検した。
小児科、無資格で調剤疑い 岐阜県警が院長ら書類送検


まあこのケースは

「薬剤師免許を持っている院長の奥さんが常勤のように偽り診療報酬を加算した」

という可能性が高い様なので

罪に問われるのは当然だとは思いますが

世の中には薬剤師のいない病院&クリニックは結構な数が存在し

事務員が調剤する事が常習化している所も多いでしょう。

医師の指示の下行なっているからセーフ

というのは建前がほとんどだと思います。


まあそんな事は今更言われ始めた事ではなく

前々から言われ続けていた事なので

特に気にしていなかったんですが

今回のケースで改めて気付く事は

事務員は例え薬剤師法違反でもNOと言えない空気があり

それは問題定義すべきだという事です。

つまり上から任された仕事である以上

法律違反でも目をつぶらないといけなく

なぜならそれは全国的に至極当然に行われている事だからと言って

そこで反対すると雇って貰えない可能性がある現状だからです。


そして根底にある問題ですが

現場では薬を作るのは事務員で

薬を渡すのも事務員がほとんどだという事です。

はっきり言いますが医師ではありません。




最近の調剤薬局バッシングは

調剤薬局自体の存在を無駄な存在としか扱っていませんが

今回のような事件を受けて思うんです。

不当な診療報酬への加算などが軽減できたのも

分業が進んだ事が大きな要因である事。

そして医療の世界は日進月歩であり

薬の種類も増え

その分危険な薬や飲み方を間違えてはいけないものも

多く出てきており

そんな薬を事務員ではなく薬剤師が指導できるようになったこと。

この意味は大きいと改めて感じました。

これはもし分業が全く進んでいなかった場合

多くの中小病院やクリニックは院内で事務員調剤になり

かなりの医療問題になっていた可能性すらあります。





今の医薬分業の現状を見ると

利益追求で調剤薬局をバンバン作り

そしてそれを医療費の無駄遣いと考えて

そこから調剤薬局の不要な理由を積み上げつつあるバッシングの現状ですが

この構図はアリだと楽天的に考えています。


実際に表に出ない大事な部分にも目を向けて考えて欲しいと思う反面

薬剤師側の質や制度上に穴があるのも隠しようのない事実。

それならば是々非々の精神で

今後この分業不要論と必要論が建設的な方向に進めば

一番恩恵を受けるのは患者さんである事は間違いないと思います。






なんて言ってみたりして。

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