海外の医療制度は決して日本に無関係ではない



ベトナムでも、処方箋医薬品は医師の出した処方箋に従って、薬剤師が調剤して販売することと規定されている。しかしこの規定は軽く見られており、処方箋医薬品が日用品と同様に販売されている。
処方箋・薬剤師なしの医薬品販売横行に専門家が警告



一番衝撃的な事は

抗生剤の使用が欧州各国の5倍という事です。

そもそもベトナムの医療制度では

健康保険加入者が3分の1しか加入しておらず

病院自体の医療水準も低いものである様子なので

病院受診を介さず手に入る抗生剤の使用が助長されているのでしょう。


病院に行かずに自分で抗生物質を購入して自家治療したことのある人が90%にも達しており、これは薬剤耐性菌がベトナムで増加している原因の一つとなっている。

という事から

ベトナムでは抗生剤の位置づけが

日本のそれとはかなり違う意識で使用されているのでしょう。

日本で言えば既往や併用薬を無視して

「風邪っぽい症状なら取り敢えずCMでみたことあるやつを使う」様な感じでしょうか。


またベトナムでは絶対的な薬剤師数が少ないため

ドラッグストアでも満足のいく管理が行き届いていないのが現状です。




以前この様なニュースがありました。

6月8日、ドラッグストア「セイジョー」や「ドラッグセガミ」などを運営している株式会社ココカラファインは、ベトナム社会主義共和国でドラッグストア事業への参入を目的として、ホーチミン市内で20店の薬局を展開している地元企業の「インドチャイナ・ファーマシューティカルズ・ケミストリー」と提携したことを発表した。
ベトナムに出店ドラッグストア事業参入へ


一体どのような形なのか分かりませんが

日本の薬剤師も多少なりとも介入するんですかね。


ただ本当は人間が現地で薬の選択・指導を行えれば良いと思うのですが

現状ベトナム語をマスターすることは困難であるため

それよりは既存の薬の管理システムをベトナム語に変換したシステムのタブレットなどを用意して

薬の一元管理が可能だったり

適切な薬選択及びトリアージが可能なシステムなどを導入すべきだと思います。




日本は皆保険制度で

なおかつ薬の販売における規制はしっかりしています(多分)。

海の向こうの国の医療事情などは関係なさそうですが

ベトナムの様な薬の使用により耐性菌が出来ることは

決して日本においても無関係であるとは言えません。


医療の進歩と生活水準の規模がちぐはぐであるため生じる問題であり

その差を少しでも是正するための適切な薬の使用を学ぶべきだと思いますが

急に薬剤師を増やす事は難しく

薬の販売を厳密に管理しても

病院受診が日本と違い最良の選択とは限らないため

一筋縄にいかない状態です。


まずは時間をかけてでも

今の医療機関と保険制度を改善するべきでしょう。

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