架空処方に加担する形になった薬局の一番の問題点

関東信越厚生局は7月24日、調剤報酬を不正請求したとして、東京都内の薬局「いとう調剤薬局」(練馬区)の保険指定を取り消すとともに、不正請求を行った薬剤師2名の保険薬剤師の保険薬剤師登録を取り消す行政処分を下した。
同厚生局によれば、同医院では患者に対して診療を行ったように見せかけ、架空の処方箋を作成し診療報酬の請求を行っていたという。そして、作成した架空の処方箋を医師自らがいとう調剤薬局に持ち込んでいた。


東京都内の薬局が保険指定取り消し


まさに分業のメリットが全く活かされていないと言える事件が起こりました。



意図的ではないにしろ

医師の架空処方箋に薬局が加担する形になってしまったらしいです。

しかし「患者を介さず医師から処方箋を直接持ち込まれることに疑念を抱かないことはあり得ない」

という厚生局担当者の主張はもっともであり薬局にも非があるのは明らかです。


ただここでの問題はこの薬局の薬剤師が

医師に対して「NO」と言える関係性を持っていたかという事です。

もちろん違法な事なので薬局側からNOと言うことは至極当然な義務ですが

実際この薬局では2名の薬剤師が保険薬剤師登録を取り消されたわけですので

そこまで処方枚数が多い

少なくとも大型薬局とは言えないような薬局でしょう。


そんな薬局において

医師が多少傍若無人に振舞っても強く拒否できる立場になかったのではないでしょうか。


もちろんこの薬局を擁護するつもりはありませんが

実際門前の医師によって経営が左右される薬局は多く存在します。

その中で薬局が病院に対してNOと言えないと感じている薬局は

決して少なくないと思います。


ただ今回の事例はある意味いい反面教師になったと思います。

なぜなら良い面でも悪い面でも薬局と病院でそれなりの関係を築いておかなければ

もしOUTな事件が起こった際に

「知らなかった」では済まされないと教えてくれたからです。





しかしもし仮に医師が無駄に不必要な処方箋を患者さんに出していた場合

これは見抜くことは第三者的には難しい事であると思います。

適当に病名を付けて処方を書き

それがよっぽど目立つような下手くそな形でなければスルーされるでしょう。




そこで今後の医療費の事や患者さんの健康面の事を考えたときに

処方数を減らす・なくす方に力を入れるには薬剤師の介入は

今後必須になってくると思います。


実際に門前の病院にグレーゾーンの事にNOと言うことや
(今回の事例は完全に黒ですが)

処方を削る事はなかなかハードルが高いと思います。


しかしそれは行なって当然な時代に今後なりつつあり

何より病院-薬局間の結び付きを

もっと強く持たなければならないでしょう。

医薬分業の形も確実に変わっているのではないでしょうか。


話しを一番最初に戻しますが

実際この医院は院外処方にして良かったと個人的には思います。


なぜなら薬局が架空処方箋に良い意味で関与出来なかった事は残念ですが

もしこの医院が院内で自由に薬まで扱っていたら

もっと悲惨な事になっていたのではないでしょうか。


そう考えると

医薬分業する事

そして面の薬局の形もあながち無駄ではないのかなあと思います。

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