高血圧新基準は結果良かった??

高血圧の新基準が現場に混乱をもたらしているそうです。

血圧をめぐる「新基準」で医療現場が混乱している。日本人間ドック学会がまとめた高血圧に関する数値の新基準が、従来の目安より大幅に緩かったことが発端だ。高血圧は脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を誘発するリスクが高い生活習慣病のため、日々数値をチェックする中高年は多い。それだけに悩む患者からは「降圧剤を飲む必要はあるのか」「そもそも高血圧ではないのでは」との戸惑いの声は広がる。
血圧「新基準」で医療現場の混乱続く 患者から「薬やめたい」戸惑いの声

当然ですが基準値が広がれば該当する人が増え

狭くなれば該当者が減ります。


今回の基準では後者になりましたがこれがどのような影響があるかと言えば

患者さんへの誤解と混乱をまねくことです。

あと薬が売れなくなる事でしょう。



これまで基準値では「異常」だった為飲んでいた薬も

改定により「正常」側になってしまった場合

服用している患者さんのアドヒアランスは下がるのは必然。

そもそもこの基準値を公表した日本人間ドッグ協会は

同学会の『新たな健診の基本検査の基準範囲 日本人間ドック学会と健保連による150万人のメガスタディー』によると、約150万人の人間ドック受診者から健康人を定義づけて約34万人を抽出し、最終的に選んだ「超健康人」約1万~1万5000人の検査値から基準範囲を求めた

という事ですからかなり健康的な人を中心に

基準値を割り出したのでしょう。

よって合併症などのリスクを考慮した上での最良の数値かと言えば疑問が残ります。




しかしこの記事の著者の言うように

今回の新基準を受けて

治療を受けている側が自分の治療に置いての意義を再確認出来る意味では

非常に効果のあるものになったのではないでしょうか。

特に循環器に置いては

一旦開始された薬が途切れる事は珍しく

何かしらのきっかけがないと永遠と服用し続けなければなりません。

それが意義ある処方なら仕方ありませんが

薬の売り上げに加担するような事はあってはなりません。





この前時間があったので立ち読みしようと思い書店に行ったのですが

どうやらこのような本が流行っているらしいです。

高血圧はほっとくのが一番 (講談社プラスアルファ新書)

内容は血圧が下がっていると

血栓を押し流す事が出来ずに脳梗塞の可能性が上がってしまう事や

加齢に伴い血管が固くなってしまうため血液の循環が悪くなり

それを補うために血圧が上がってしまうが何の問題もないという事などが書かれていました。

つまり血圧はほっとくのが一番という本です。


読んでいてなるほどと思えるものもあり

そうでないものもありました。

全部を読んだわけではないので何とも言えませんが

少なくともこの本を手にとって読む人が一定数いると言うことは

関心のある人がそれなりにいるという事でしょう。

そしてそういう人は恐らく自分が血圧が高い人が多いはずです。


しかしこの様に書店に本が並んでいると自然と目に入りますが

今回の新基準については

果たして医療従事者以外の人達はどのように知ることになるのでしょうか。

おそらくそれは医師から直接か

薬をもらう際の薬剤師からが多いのではないでしょうか。



今回の新基準や書店で読んだ本の知識などで勝手に服用を中止する事は大問題ですが

この新基準を機に患者さんは自分が薬を飲むことの意味と必要性をしっかり捉えるべきであり

薬剤師はその都度訪れる患者さんの疑問を受け止める必要性があります。

場合によっては薬剤師側からこの新基準の話題を挙げても良いと思います。


そして患者さんが安心してアドバイスを欲するような信頼関係を築くためにも

常日頃から知識のアップデートは非常に大切と言えるでしょう。

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