在宅医療は上り調子ではない!?

4月に行われた在宅医療に対する診療報酬の大幅引き下げを受け、老人ホームなど高齢者向け施設に医師を派遣している医療機関の間で「割に合わない」と診療体制を見直す動きが出始めた。今夏以降にこうした流れが本格化する可能性もあり、施設関係者からは「在宅医療がなりたたなくなる」との不安の声が漏れる。
在宅医療、存亡の危機? 報酬下げで減る訪問医師


医療費を抑制するために

病院のベッドから在宅へシフトを促していたはずなんですが

これでは全く逆行した形になります。


原因としては


施設への訪問診療が割のいい“ビジネス”として成立するようになり
一部で悪質業者の存在が指摘されるようになった


患者を紹介して報酬の一部を受け取る紹介業者が登場したり
報酬のキックバックを目的に訪問診療を受けることを居住者に義務付ける高齢者向け施設が出てきたりしたという


厚労省医療課の宇都宮啓課長は「そもそも一般的な高齢者向け施設では、医療機関に通院できないと考えられる高齢者は3割に満たないはず。しかし施設によっては入居者の9割が訪問診療を受けていた」と指摘。「医療資源の効率的な利用を考えても問題がある」と説明する。


などと利益追求が結局の所医療費抑制に反してしまい

今回の診療報酬改定のような大幅引き下げを余儀なくされたという事らしいです。


どこかに「うまみ」のある話があれば

例えそれが総合的な利益にならずとも自分の利益を追求する。

そしてそのポジションが無くなったら次の場所を探すといった事は

例え医療の分野でもボランティアではないので

多少なりは利益が出る方に動くしかありません。

もちろん在宅の必要がない患者さんを

敢えて在宅にすることで利益を上げているような事は

決して肯定できる話ではありませんが

今回の改訂で本当に困っている人もいます。


右往左往する医療機関の対応に一番困るのは患者さんですが

充分な体力のある病院が少ないのも事実。

然るべき舵取りを行い

本当に安心できる医療を提供する方針を打ち出すべき国が

どうも目先の解決策ばかりで

長い目で見た本当に必要な物を見据えていない気がします。


薬局に置いても在宅が叫ばれていますが

本元である在宅での診療が行われなければ

ただの薬を家まで届ける宅配サービスになってしまいます。


恐らく薬局でも在宅の流れをフォローできるような

改定であったと思うのですが

このままではそう遠くない未来で

薬剤師における訪問医療での点数は伸びず

在宅の薬剤師への負担を抱えれない中小の薬局は

以前と同じような店舗で薬を渡すだけの薬局となってしまうでしょう。

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