これからの薬学部選びの指標~ブランド力は必要か~

現在多くの私立薬学部が

学生の確保
国家試験合格率

に奮闘していると思います。
高校生も大学を選ぶ指標として
なるべく有名な大学に進学したいと考え
偏差値の高い大学を目標にすると思いますが
ふと疑問に思うことがあります。

それは
薬剤師になるために6年制薬学部の大学名はどこまで関係あるのか。
大学のブランドよりも
学費が安く国家試験の合格率が高い方がいいのではないか。
という事です。



今回の99回薬剤師国家試験で合格率が軒並み低下しましたが
実際に大学入学時の偏差値の高い大学
慶応大学・理科大・立命館・北里・京都薬・福大の
新卒薬剤師国家試験合格率の平均を取ってみると約80%になります。
これは全国の新卒平均70%に比べて10%高く
ざっくりですが大学入学時の偏差値と国家試験合格率はある程度比例していると言えます。
つまり入学時の偏差値が高い方が国家試験合格率が高いので
大学を選ぶ指標としては意味があるという事になります。

しかしこの偏差値上位大学の中でひとつ異例の大学があります。
それは新設校の立命館大学です。

立命館大学はみなさんご存知の通り有名大学であり
そこに薬学部が新設されました。
偏差値も高めなのですが
受験者数が86人とかなり少なく
合格率も67.4%と全国平均よりも低めです。
まあ今年の国試の結果は仕方ないと考えても
学費が特に安いわけでもなく国試の合格率も高くなく
そもそも大学に入る門が狭いのに人気があるということは
やはり大学のブランド力なのでしょうか。

一方対照的な大学が第一薬科大です。

一時期は年間の学費が500万円を越し
偏差値もダントツの最低レベル。
国試の合格までもかなり悪い状況でした。
それでも定員割れする事もなく
毎年充分な学生を確保し続けてきました。
(今は学費も下がり第一薬科よりも偏差値の低い薬科大学が出てきました。
最低なのは国試合格率だけです)
おそらく当時は九州の私立薬科大学は福岡大学ぐらいしかなく
浪人せずに入学可能という事で人気があったのでしょうか。
あと立地ですね。
福岡市内であり天神なども非常に近い事が理由として挙げられます。
完全な推測ですが第一薬科に通わす事が出来る程の「財力を持つことの証明」として選んだ人もいるかもしれません。

・・いないか(笑)



とにかく様々な要素が入り交じった結果人気の薬科大として成り立つ訳であり
学生の質が高い→国試の合格率も良い→大学として人気が出る
→学費なども強気でいける
といった良いスパイラルに入っていけます。

そもそも大学の人気が出る指標としては

・ブランド力
→伝統ある大学は就職に強く国家試験の合格率も高いと考えられる

・立地
→やはり都心部にある大学は受験生も多く、学費に負担がかかる分実家から通えるメリットがある。あと純粋に都心部は人気がある

・卒業後の進路
→偏差値が高い私立はほとんど院まで設けており、6年制が終了してもそのまま研究に進む事も可能。多少周り道であるが免許所得しているので安心感がある。



が挙げられます。


では伝統校とは真逆である新設校の人気が無いのは
立命館や慶応などのもともとネームバリューのある大学は除いて

・地方への進学は一人暮らしになりがちで学費+生活費がかかる
・国家試験に受かるのか心配
・やはり企業に進む可能性を考えたらブランド力は必要

となって敬遠されがちな事が原因として挙げられるのではないでしょうか。

もしくは
ただ何となく聞いたことない大学で偏差値が低かった場合は警戒されてしまい
さっきと逆で負のスパイラルに入ってしまっている事が大きな原因かもしれません。




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