薬剤師国家試験に思うこと~終わりの始まりは2008年~


今回の薬剤師国家試験合格率の低下については

話題になりましたが

個人的に一番顕著だったのが

「笑っていいとも」のあと番組の

「バイキング」で検索急上昇ワードの20位以内に

「薬剤師国家試験」と載っていた事で

世間的にも話題になっているのだと実感しました。

という事で今回改めて99回薬剤師国家試験合格率60.8%について

考えたいと思います。



今回の国家試験が難化した事はさて置き

個人的には新卒の合格率70.49%というのはさして問題とは思っていません。

一番問題と思ったことは

新卒の受験者数です。

新卒受験者数8822人です。

で99回の薬剤師国家試験がストレートに受験すべき

薬学生の入学年度は2008年度。

この年の薬学部入学者数はなんと

13260人にもなります(東大を除く)。

つまり東大受験者8人も入れると

13268‐8822=4446となり

なんと入学者数の4446人が受験すら出来ない状況にあるのです。

現状薬学部に入っても

約66%しか6年後の国家試験を受ける事は出来ません。

この2008年度は薬学部新設ラッシュの最終年度でもあり

同時に薬学部全体の定員数を割った年でもあります。

しかしそれでも学生の入学者数は13000人を越えており

それ以降薬学部は定員数も減り薬学部入学者は13000人台には及びません。

薬学部定員が最大となった年の学生が受けた国家試験が今回の99回。

本来は薬学部が6年制になって第1回目の試験で

この合格率であるならば

「薬学教育は変わった」と強烈な印象を植え付けられるのに

あえて今年に選んだということは

空白の2年間があった事もあり

世の中の秩序を加味した可能性もあるのでは?とくだらない事を考えてしまいます。

いずれにせよ国の方向性でどっちにも転がす事は容易であること。

それと同時に国は薬剤師をこれまで通りに

「増やす」

つもりは微塵もないという主張なのだと思います。

つまり今回の国家試験の

60.8%という数字は意図してこの年を選んだのかもしれません。



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