ゾルピデム3万7000錠紛失はさすがにマズイ



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山梨県立中央病院(甲府市)は2017年7月5日、同院薬剤部にあった向精神薬のゾルピデム酒石酸塩(商品名マイスリー他)を、昨年の8月以降に約3万7000錠紛失したと発表した。
ゾルピデム3万7000錠紛失の状況明らかに


昨年の8月から今年の7月まで

1年足らずで紛失したゾルピデムの数が3万7000錠ということらしいので

月に換算すると毎月約3000錠以上が紛失していたことになります。



これだけの量が紛失するには長期的に「自然な紛失」を装う必要があり

外部からの盗難の可能性は低く

また個人で使用するのは考えにくいでしょう。

一方これらの薬の非正規流通での相場は

薬価の数倍~数百倍の取引もあるようなので

おそらく紛失した多くのゾルピデムは

闇の中に消えていき

新品未開封の薬として活用されているのではないでしょうか。



今回のゾルピデムの紛失ですが

あくまでも紛失したのが3万7000錠ということなので

通常処方されて利用された分はおそらく数に含まれていないでしょう。

すると通常に発注したゾルピデムの量は相当な量になるはずです。


ただ今回薬剤部長はこの事件が起きた理由は

「よく分からない」としています。



確かに今回問題になったのは

帳簿義務もない第三種向精神薬であり

それなりの規模の薬剤部の長が

そこまで管理しているのかと言えば

はっきり言って関与していないケースが多数派ではないでしょうか。


さらにゾルピデム5mgの薬価は15.6~21.7円。

先発品のマイスリーでも40.6円です。

つまりゾルピデムが毎月仮に3000錠紛失したとしても

4~6万円の額しかなりません。

すると発注額としては容易に雲隠れしてしまい

今回事件が起きたのが

山梨県の基幹病院ということも考えると

卸も過度なゾルピデムの発注に対して

疑問を持たない可能性もあったでしょう



ただそうは言っても

これだけ多くのゾルピデムを発注しつつ

その消化スピードの不自然さに気付かないのは

発注方法も含め

薬の管理がずさんであったとしか言いようがありません。


またこれだけ慢性的に薬の紛失に気付かないとするのは

やはり管理体制に問題があるでしょう。



※ただ完全な想像ですが

今回の件においては案外早く解決するのではないかと思っています





それにしても

昨今のハーボニー偽薬事件や

山本化学工業の原薬偽装事件をみると

「対物業務から対人業務へ」

と叫ぶ一方で

今度は違う角度からの「対物業務」が求められている気がしてなりません。


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