まだ先発・後発を選ぶ権利を主張しているの?



先日の医師会の定例代議員会で

先発か後発かは「医師に選ぶ責任」という主張があったみたいですが

先発か後発かは「医師に選ぶ責任」

まだこのような事を言っているのかと

正直面食らってしまいました。


今の制度上

しっかり処方箋には「後発品変更不可」のチェック欄がありますので

それを有効に活用してもらえれば十分だと思います。






最近度々話題になるのが

一般名処方加算を算定したいためか知りませんが

【般】テルミサルタン
コメント ミカルディスで

という処方箋。


まあ1種類でも一般名処方があれば2点を算定できる状況で

仮に月3000枚一般名処方加算2の2点が算定できれば

それだけで6万円ですからね。

さらに処方箋枚数が多い病院などは多く算定でき

ほぼ労力ゼロでこの金額ならありがたい話しでしょう。


ただ後発品に「選ぶ責任がある」とカッコいい事を言いながら

2点、3点を得る手段としてこの様な扱いをするのは正直どうなのかと思います。



しかし先月公表された疑義解釈においては

一般名処方加算について

一般的名称に先発品 又は後発品の銘柄名を併記しても

加算の算定は可能と言う疑義解釈が出ました。

疑義解釈資料の送付について(その11)

これはあくまでも「薬剤取り違え防止のための対応」ということで

・併記される銘柄名は、処方薬に係る参考情報であることから、個別銘柄の指定と誤解されることのないよう、備考欄などに記載することが望ましい

個別の銘柄へのこだわりではなく医療安全の観点での銘柄名の併記による、一般名処方加算についての取り扱いを明確にしたものである。

としています。


これは大変いい疑義解釈だったと思います。

例えば処方箋の入力を全て医師が行っている所もあるでしょうが

医療事務の方が医師の代理でPCに入力するケースも少なくないため

そんな時に医師が一般名ではなく商品名を活用していると

一般名⇔商品名の変換に慣れていない医療事務が間違う可能性もあります。

そんな時の間違い防止のためにも有効になりますよね。


ただこれを

一般名処方加算を算定しつつ先発を選ぶ抜け道

と解釈するのは間違いなので

これに釘を刺すためにも良い機会だったと思います。





後発品を選択する権利は誰にあるのか?

という議論が起きると多くの議論が巻き起こりますが

この答えは各々の現場ですでに出ていると思います。


現場の医師はその権利をしっかり患者さんに託し

薬局と連携をとって患者さんも納得する。

この形が実態としては多くを占めるのではないでしょうか。

もちろんそこまで綺麗な形ではないにしろ

ある程度の「落としどころ」が出来上がっていると感じます。

中には地域差があるので全体としては否定の意見もあるでしょうし

後発品の普及が伸び悩んでいる原因が潜んでいることでしょう。


ただ少なくとも自分の周りでは

後発品を嫌う医師も確かにいますが

先発か後発かは「医師に選ぶ責任」と言う意見を聞いた事がありません。


一方でこの件で琴線に触れる話題を提供するのは

いつも医師会なんですよね。

ただ仮に医師会の主張を考慮するのであれば

後発品の普及率の80%というのは実現不可能な数字になり

かたやその責任を担うのはおそらく薬局・薬剤師になるとすれば

後発品の普及に関する全ての責任を医師会に負ってもらいたいものです。


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