カオスなOTC薬の現状について



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今後OTCの活用がさらに重要視され

薬局でもセルフメディケーションの推進が話題(?)

になっていますが

それでも依然としてパッとしない理由のひとつに

扱うOTCにも問題があると思うんです。


今回は少し気になった事を挙げていきます。




まずボチボチ風邪の時期を迎えますが

市販の風邪薬は承知の通り総合風邪薬として

感冒症状すべてを網羅している成分で構成されているものが多いです。

アセトアミノフェンを始めエフェドリンやコデイン

クロルフェニラミンやトランサミンなどを配合。

確かに広く効くとは言えますが

はっきり言って風邪と一括りにし

OTCを選択する事に抵抗がある薬剤師の方も多いのではないでしょうか。


特に「眠気が出たら困る」という縛りになると

市販の総合風邪薬ではほとんど選択肢が無くなってしまいます。


またこれらは胃薬にも顕著で

制酸剤や消化剤、健胃生薬などを複数配合し

1つの薬で胃の症状全般に対応できるようになっているものも多いです。

中にはロートエキスが配合されているものも多いので

抗コリン作用への配慮も必要になってきます。



また適応の面でも医療用と異なるOTCも多いです。

例えばアレグラのOTC薬であるアレグラFXの適応は

花粉やハウスダストなどによる鼻のアレルギー症状の緩和という事で

皮膚疾患などの適応は取れていない状態にあります。



また、販売ルールに関しても

セルフメディケーションとの親和性が高いスイッチ薬

例えばエパデールTやセレキノンSなどは

医療機関の受診が必須条件下とされている一方

ウルソは肝機能を全く謳う事なく

「タナベ胃腸薬ウルソ」

として1錠に50mgのウルソデオキシコール酸を配合し

1日1回の服用で胃もたれ解消の胃薬として発売されたりもしています。

しかも第3類医薬品で。



おまけにそれらを販売する登録販売者の受験資格は学歴年齢不問と

すでにOTCの市場はカオスな状況になっているんです。



個人的にはOTCの活用やセルフメディケーションは肯定派なので

「これらの仕組みをゼロベースで見直すべきだ」

などと言うつもりはありませんし

「効いたよね、早めのパブロン」のCMで

パブロンが売れる現状があるというのは

それが世論なのかもしれないですけどね。


ただそれでもやはり

今のOTC自体に違和感を感じてしまいます。




まあ、そうは言ってもあるもので対応していくしかないわけですが

何も

「薬局でインスリンの注射販売を!!」

なんて言うつもりはないので

セルフメディケーションを広げるために

もう少しだけ足場を良くして欲しいと思うんです。



そして

「ニーズに応えたものをスイッチしている」

というポーズをとって

一向にスイッチ化が進まない現状が続くのであれば

「薬局医薬品」

を設定して販売しても良いと個人的には考えます。




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