医療費が41.5兆円。調剤が医師会から先制パンチをくらう



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平成27年度の医療費が41.5兆円となり

前年度に比べて約1.5兆円の増加となりました。


医療費の内訳を診療種類別にみると

入院 16.4 兆円(構成割合 39.5%)、入院外 14.2 兆円(34.3%)、
歯科 2.8 兆円(6.8%)、調剤 7.9 兆円(19.0%)


医療費の伸び率は 3.8%。
診療種別にみると、入院 1.9%、入院外 3.3%、歯科 1.4%、調剤9.4%


という事みたいです。
平成 27 年度 医療費の動向



東京オリンピック・パラリンピックの予算が

3兆円を超えるかもしれないと

先のニュースで目にしましたが

3兆円なんて目じゃないですね。10倍以上です。

ただ明らかに医療費の41.5兆の報道の方が少ないですよね。

規模も事の重要性も遥かに医療費の問題の方が大切だと思うんですが

「何とかなるでしょ」

という感覚なのでしょうか。


長谷川豊じゃないですけど

もっとこちらの方を真剣に広める必要性があるのではないかと思います。





そして2015年度の医療費に関して医師会も定例記者会見を開きました。

「医療費のあり方について ー2015年度概算医療費からー」

というタイトルで資料もあったんですが

これがなかなか興味深かったので

掻い摘んで紹介します。

→医療費のあり方について


NO3の資料「医療費の伸びの内訳」

2015年度の医療費の伸び3.8%のうち、薬剤料(院外処方のみ)の寄与は 1.5%と計算された
(ホントにこの一文だけです)



NO4の資料「診療種類別医療費の伸び」

診療種類別の伸びでは、薬剤料(院外処方のみ)の伸びが11.3%であった
2015年度には高額なC型肝炎治療薬が薬価収載されており、その影響を受け ているが、そうでなくても、薬価改定のない年の薬剤料は相当の伸びを示す。




NO8の資料「外来医療費の構成比」

外来医療費の構成比を計算したところ、2001年度には医科技術料が50.6%で あったが、2015年度には医科技術料は44.2%に縮小し、外来医療費に占める 薬剤料の割合は36.2%に拡大している




NO9の資料「調剤技術料」

調剤基本料※)は、後発医薬品調剤体制加算の要件が厳しくなっているものの、上昇傾 向が続いている。 調剤料は処方日数が長くなるほど段階的に高くなる(医科院内処方にはこのような仕組 みはない)。31日以上は一定であるが、長期処方が拡大するにしたがって処方せん1枚当 たり調剤料は上昇する。


といった形の資料づくりになっています。





これは完全に



医科(入院内外)は悪くない。


医療費の伸びは薬剤費の伸び、及び調剤の伸びのせいである。



と言わんばかりの作りです。

まあ毎回恒例の事なので

怒りというか、あからさま過ぎて笑ってしまいました。


ただ、はっきり言って

こんな所で罪のなすり合いをしている場合じゃないと思うんですよね。
(そもそも罪ではありませんが)


もし仮にこれで次回の診療報酬改定で

調剤に割り当てられる報酬を多少奪った所で

根底を成す医療費増加の問題は全く解決しません。



もちろん調剤を正当化するつもりはありませんし

医科を批難するつもりもありません。

ただ

この様な縦割りで国の医療を考えていくのであれば

本当に誰も得しない時代になってしまう気がするんです。


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