水野薬局買収で日本の薬局は変わるのか!?



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調剤薬局大手の日本調剤は20日、日本で最初の調剤薬局として知られる「水野薬局」(東京・文京)を経営する合同会社水野(同)を買収すると発表した。10月1日付で、代表社員である水野善郎氏らの持ち分をすべて買い取る。買収額は非公表。
日本調剤、初の調剤薬局「水野薬局」買収



水野薬局は日本で最初の調剤薬局として

1964年に水野睦郎氏によって開局されました。


薬学部の授業などでは

処方箋料の引き上げにより分業元年として

医薬分業が進んでいったと言われていますが

分業元年が1974年なので

水野睦郎氏は分業元年よりも約10年早く

調剤薬局をスタートしていた事になります。


もちろん1964年当時は

薬局と言えばOTCや雑貨がメインだった時代ですが

水野調剤薬局は東大付属病院から細々と院外処方箋を受けていたそうです。

「それで生計が成り立つのか?」

という周りを押し切って

あえて物販を行わない「調剤薬局」の冠をつけ

調剤をメインとする薬局を建てました。



今でこそ薬局という名前が付くと調剤薬局という事に

何の違和感も感じませんが

処方箋を受けて調剤し服薬指導して薬歴を書くという

当たり前の事をゼロから始めた

まさに薬局のパイオニア的な人物だったわけです。

言ってみれば本当は

水野薬局が日本調剤薬局と名乗ってもいいレベル。


そしてそんな水野薬局が今でもなお

他の薬局と一線を画している理由は

単に伝統的な薬局として存在し

先駆者の特権としてあぐらをかいた商売をすることもなく

常に最先端のITCを活用し

いかに業務を効率化・安全性

そして薬剤師が専門性をいかせるための事業に

かなり力を入れてきた事だと思います。

そして何より

「薬剤師とは?調剤薬局とは?」

と、常々考え続け実践してきた事に尽きるでしょう。





今回の買収に関して言えば

日本調剤は

ICT を活用した効率的な店舗運営や医療安全性向上への取り組みは業界最先端であることは疑いなく、これらのノウハウを弊社既存店舗の運営に活用することによって、弊社調剤薬局事業における多大なシナジー効果を生み出すことが出来るものと考えております

として

やはり手中に収める事は大きなメリットでしょう。


調剤事業の寡占化という面ではそこまで効果は高くないですが

ひょっとしたら将来的に東大付属病院や

日本医科大病院も敷地内薬局を誘致するかもしれない事を考えての

水野ブランドでの勝負を考えているかもしれません。


それにしても

やはり水野の業務におけるノウハウ

そして日本で最初の調剤薬局である

水野ブランドが手に入るというのは

非公開なので不明ですが

結構思い切った買い物だったのではないでしょうか。





「なんで日調なんかに」

と思う方も多いと思いますが


他業界とくらべ、薬局業界はまだまだ寡占化も進んでおらず、これからが戦国時代です。その時代を勝ちぬく後継者を育てられなかったこと、この点には自責の念にかられております

という水野善郎氏のコメントを見ても

やはり個人薬局の域を脱していない水野薬局からしても

右肩下がりの薬局業界の将来性は乏しく

水野薬局レベルの設備投資を行えるのは大手くらいで

手放すタイミングとしては

諸々を考慮すれば今がベストと感じたのかもしれません。




日本で最初の調剤薬局の

意思を継ぐのも日調、殺すも日調。

色々思うところはありますが

水野薬局レベルのICTを活用した薬局が全国で増え

薬局及び薬剤師の業務の質が底上げされるのであれば

ぜひその意思を日調には尊重してもらいたいです。




それにしても今回のニュースを見て

何だか本当に戦国時代は始まっているんだなあと

しみじみ考えさせられました。


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