「炎上する薬剤師批判」と「炎上しない薬剤師批判」



にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
   





最近話題になった

「医療費を食う薬剤師の不労所得」

と言う名の薬剤師批判ですが

さらにその反論記事まで再三繰り返し

そしてその度肝を抜く内容に終始したことで

驚きを隠しきれない薬剤師の方も多かったのではないでしょうか。


そしてその内容を読む限りでは残念ながら

せっかくコメントをくれた薬剤師の方々の意見は

全て無駄だったようですね。

つまりは無視するのが一番という事でしょう。

ただ

「薬剤師が組織的に動員をかけて反論してきた」

という点にかけてはさすがに笑ってしまいました。



今回話題になったこの方の記事ですが問題点としては

自らの意思でそれ(薬剤師批判)が本当に正しいと思い

自らの経験や得た情報で薬剤師に対して攻撃をした

この点までは全く問題ないと思います。

薬剤師業界も全てが正しいとは思えませんし

中医協ではありませんので自分のブログで自由に発言すれば良いと思います。

ただ解せない点は

想像以上のバッシングを受けてしまった結果

それらを「既得権益を守るための批判」と一括りにする一方で

反論する時には自ら理論武装するのではなく

自分を支持するネット上の意見だけを「矛」として対応するのは

何だか読んでいて腑に落ちませんでした。


まあこの一番の理由は自分を「元新聞記者」としてしまった副作用でしょう。

今回問題となった決定打はこの肩書に尽きると思います。



そして記事の筆者はあまり理解していない様なので

一番大事な事をあえて書かせてもらいます。

それは

本当に的を得た薬局・薬剤師バッシングって

悲しいかな炎上したりしないんですよね。



つまり炎上するのは本当にズレている指摘のものばかりです。



炎上するバッシングはほぼ100%の確率で

薬剤師の仕事を断片的にしか理解していない

あるいは自分の半径数メートルの出来事があたかも全てのように語り

最後には知り得たばかりの知識で

「キトクケンエキガー」と言う人ばかりです。


そして炎上してコメントを残すのは多くが薬剤師でしょうが

「既得権益を守るため」「不都合な点を隠すため」

と考えて反論している人はほぼ皆無です。

そもそも個人の記事に対して

「影響が強すぎるから今のうちに潰しておこう」

なんて考えるのは思い上がりもいい所。

大半はあまりにも的を得てない批判に終始しているため

それを見過ごせない薬剤師が諭している結果です。




そして今回の筆者は

普段のブログでは政治・経済ネタが多くを占めており

薬剤師批判は積年の思いと言うよりも

思い付きで書いた感が凄いのですが

それがタイトルの

「薬剤師の不労所得論になぜ大騒ぎ」

にもあるように

自分でもどうしてこんなに逆にバッシングされるのか良く分かっていないみたいです。



ですから筆者に伝えたいことは

薬剤師・薬局を批難する事は悪いことでは当然なく

むしろ起きて然るべきだと特に昨今の薬剤師業界では思っています。

ですから個人の感想ではなく客観的事実のみを提示し批難するべき




・・・と伝えたいですが、おそらく無理っぽいので

せめて的確な批判を行う人の言う事を拡散する方に回ることをおすすめします。



これだけ批判記事を批判意見で羅列されると

この方のメインとしている政治・経済ネタすらも信憑性を失い

おまけに毎日罵倒されてメンタルもやられ良い事は何もないでしょう。


この意見に賛同する方はクリックをお願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク

4

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

日薬幹部はオリンピックボランティアに自ら参加すべき



にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
   



「ブラック」批判された東京五輪の薬剤師募集 「あくまでも非公式の調査」日薬は説明


最初にこのボランティアの募集要項を見た時に

条件が過酷過ぎると思ったんですが

そこそこの人数の薬剤師が手を挙げるだろうと思いました。

その理由の1つにオリンピックの開催は2020年であるという点です。


これが仮に

「来年、年明けすぐボランティアとして来てくれ」

という条件ならば

そもそも英語能力に乏しかったり宿の確保が難しかったり

有給の申請に間に合わない人も多いはずです。

しかしオリンピック開催まではまだ十分な時間がありますから

その間に募集要項に載っていた条件を満たすための努力をしようと考える薬剤師は

決して少なくないと思うんです。

また大手調剤チェーンが率先して輩出する可能性もあります。

交通費などは全て経費として業務の一環とする場合もあるでしょう。

それにいくらブラックと言われている条件でも

「せっかく日本で開催されるオリンピックに薬剤師として活躍できる」

と考える薬剤師が0.1%でもいれば

全国で30万人近くいる薬剤師なので約300人になります。
⇒全国の届け出薬剤師数

こうして諸々考えると結構な数のボランティア参加者がいると考えます。




・・・と、実際に日本薬剤師会もざっと考えたのでしょうか。

これがやはり昨今の薬剤師会の信用が低下する所以だと思うんです。


今回の件、個人的に問題なのは薬剤師会の炎上後の対応につきると考えます。


例えば今回の炎上の理由として

「非公開の調査を行っていたのにそれが公になってしまった」

という日本薬剤師会の言い訳があります。

これはどのような事かと言いますと

トップの日本薬剤師会が今回のボランティアの募集要項を文書で作成し

それを各都道府県の薬剤師会に調査してもらい

どのくらいの人数が集まるのか「目安」にしたかったらしいのです。


つまり形としては

日本薬剤師会が都道府県薬剤師会を通して会員に調査したものになるんですが

そうなると普通は日薬から降りてきた文書をそのまま会員に通達して

どのくらい参加するのか「調査」するのが当たり前だと思うんです。

そして結果、あのブラックな募集要項が拡散される事になるんですが

日本薬剤師会は

「実際の“調査”の方法は、各都道府県の薬剤師会に一任していて、日薬としてはその先のことはわかりません」


という、この期に及んで我関せずの立ち位置を取っています。

あたかも公に公開された都道府県薬剤師会が悪いとでも言いたげです。



それに

「今回のメールの内容はあくまで非公式の“調査”です。それがなぜ、賛成反対の議論になるのか、わかりません」

という日本薬剤師会ですが、言ってみれば

内々の調査に外野が口を挟む事が理解できない

と言ったスタンス。

ただ日薬はそう言いますが、結果的に日本中に

「薬剤師のオリンピックボランティアがブラック労働過ぎる」

と炎上してしまった以上

もはや非公式の調査だったなんて言葉は全く意味をなしません。

現状大避難を浴びている状況です。それなのに

「どうして賛成反対の議論になるのか分からない」

という発言をすること自体、その辺の温度差を感じ取れていない

日薬のズレている所と言えるでしょう。


そして個人的に一番問題だと思っている点は別にあります。

今回かなりブラックな条件で薬剤師の募集の「調査」が行われました。

ただそれでも日本中を探せば集まる自信があったはずです。

しかしそれはあくまで

自分以外の誰かがやってくれること

という意識があったのではないでしょうか。



例えば日薬の幹部はほとんど調剤薬局の経営者になりますが

それならば

「あなたの薬局の従業員の中から、交通費・宿泊費自腹、有給を10日与えて2020年までに英語が話せるようにし、ボランティアに参加させてください。もちろん報酬はゼロです」


と言われたらおそらく多くの日薬幹部が激怒すると思うんですよね。

「薬剤師の労働をタダで使うとは何事だ」と。



しかし今回の件、言ってみれば

「自分以外の薬剤師がやる事なので条件はひどくてもいい」
「どうせボランティアをするのは自分以外のだれか」


という意志があったため、今回のブラックな募集でも構わないと思ったのでしょう。

ですから

「一番厳しい条件で打診しました。この条件で人が集まらなければ、条件はまた変わるでしょう」

なんて涼しい顔して言えるんだと思います。

本当に日本薬剤師会、最近の動向はヤバいです。

少なくとも「薬剤師のため」という建前すら守る気がありません。



ほんと「銀座満喫ツアー」の時もそうですが

⇒日本薬剤師会学術大会・銀座企画で一番の問題点

自分達の発言や言動が

薬剤師はもちろん、世間にも見られている事をもっと意識した方がいいと思います。



この意見に賛同する方はクリックをお願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク

4

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

服薬指導後の薬剤の配送に考える3つの不安



にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
   



経済産業省は2017年9月15日、薬剤師が薬剤調製前に患者に必要な確認や服薬指導を行った後であれば、調剤した薬剤を配送するサービスを行っても医薬品医療機器等法(薬機法)に抵触しないと明示した。
服薬指導後の薬剤の配送は合法


今回の件、個人的な当初のイメージだと

調剤だけを行う言わば調剤センターの様なものが活用され

日調などの大きな企業になると

独自の流通網まで構築される未来があるかも

と妄想していたのですが

実際はそうではなく

あくまでも1つの薬局で服薬指導・調剤・配送を完結する必要があるみたいですね。



ただこの様な解釈が公に認められることは

個人的には3つの不安があります。



まず1つ目ですがこの解釈により

医療用医薬品のネット販売解禁にも多少なりの影響を与えるのではないか

ということです。




現在医師による遠隔診療が解禁されましたが普及はいまひとつ。

その理由は遠隔診療を行うメリットが乏しいことが欠点でした。

「メリットに乏しい」とは簡単に言えば

加算がないため十分な報酬が得られないということです。

ただ2018年度の診療報酬改定では

「遠隔診療へのインセンティブを与え診療報酬上での評価を行う予定」

動きだす遠隔診療



という事みたいなので

もちろんインセンティブの程度によるのでしょうが

このご時勢、それなりに需要はありそうです。


すると

「オンラインで診察もできるのにどうして薬の説明を受けるのは絶対に対面である必要があるのか?」

という議論に発展するのは自然な流れだと思うんです。




今回の経産省の公表以前は

そもそも「薬局」と呼ぶ位なので

「薬の手渡しと服薬指導はセット」

という認識が当たり前にあり

「薬を配送する」というのは例外時のみの適応

といったイメージが先行していた気がします。

そもそも今回

そこが「グレーゾーン」として認識されていたため

経産省が公表を行った経緯を考えれば

やはり薬の配送は一般的には不可の認識が高かったと思います。

そしてそれは薬を受ける患者さんからすればそれは尚更でしょう。


しかし今回

「薬の指導と薬の受け取りは必ずしもセットである必要がない」

という事が広く認知されれば

どうして薬局で行われる薬の指導「だけ」こんな面倒なシステムになっているのか。

どう考えても医師の診察よりは対面性は必要ないだろう。

という主張があると思うんです。

まあOTC薬に関しても

ロキソニン(第1類医薬品)はネットで買えて

クラリチンEX(要指導医薬品)はネットで買えないことに

納得のいく説明ができなくても

「そう決まっているから仕方がない」ものとして完結するのであれば

今回もそこまで心配する必要がないとは思うんですが

世論がどう動くのか分かりません。




そして2つめの不安ですが

当初の意図としては

あくまで

「患者さんの利便性を考慮して病院と薬局間のフェンスを外してもOK」

程度の認識であったものが

今や大きな問題にまで発展してしまった敷地内薬局のように

解釈次第では小さな綻びが後に大きな問題を巻き起こすのではないか

という不安です。



仮に薬の配送が可能になっても

実質医療費負担としては一円も削減されていませんし

配送する薬局側としても

配送の手間やコスト、そして薬の安全性の担保や

急性期の薬には当然向かないこと

などを考えると

処方箋をガッツリ囲い込むために

このサービスが広く導入されることは現実的ではないかもしれません。


しかし薬の配送が

あくまでも薬局のサービスの1つとして扱われ

今回のグレーゾーンの解消により

「在庫がないため後で郵送します」

というケースを多用する事が若干増える程度ならばいいのですが

実質敷地内薬局の在り方が問題視されているように

配送の制度を最大限利用する所も絶対に出てくるはずです。

そして一度世に出てしまえば敷地内薬局よろしく

それを覆すのは大変困難です


この薬の配送に関して厚労省は

「包括的な解釈ではない」としていますが

敷地内薬局の現状を見ればもっと慎重に議論が行われるべきだったと思います。





そして3つめの不安ですが

調剤は後回しでOK

という事に対して都合のいい解釈を行い

無資格調剤が多発して問題になる事態は避けて欲しいものです。

この意見に賛同する方はクリックをお願いします
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク

4

follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加
プロフィール

black black

Author:black black
薬局・病院・医療業界など薬剤師を取り巻く業界の最新ニュースをお届けします。

ランキング
最新記事
ネット検索ならベスト
フォントが小さく情報が多い
時給4000円以上ならココ
ランキング
PVアクセスランキング にほんブログ村
来客数
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示