OTC薬販売の『ドクターG』は確かに面白そう



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薬局にセルフメディケーションを支援する機能が求められるようになり、OTC薬を扱う薬局が増えている。薬局薬剤師はOTC薬をどう捉え、どのように活用すべきか、同時に薬局は将来に向けてどのような戦略を描くべきか。昭和薬科大学の串田一樹氏に聞いた。
OTC薬を活用した軽医療の指導管理料の創設を



日経DIの記事ですが気になった点が3点ありました。

まず1つ目ですが

例えば受診勧奨の際に、薬剤師がなぜ受診が必要と判断したのかといった情報を簡潔な文書で医師に伝え、それが医師の評価に値するものであれば、報酬が付くのではないでしょうか。全国の薬剤師がこの2、3年頑張って、実績を数値で示すことが大切です


はっきり言って

セルフメディケーションに関する薬局の取り組みにおいて

個別に評価が付くことは相当難しいと思います。


むしろ個別に評価が付くことがない一方で

健康サポート薬局以外の

例えばかかりつけ薬剤師でも

セルフメディケーション実績が求められる可能性は高いでしょう。



そもそも医師会からすると

リフィル処方箋までとはいきませんが大反対案件になります。
(もちろんそれを考慮する必要は本来不要と考えますが)

ただ下手に評価を求めることで余計な衝突を生むのであれば

薬局・薬剤師として粛々とトリアージ機能を果たし

勝手に実績を数値で示して

薬局の役割を広めていけばいいと思うんですが

それだといつまで経っても

薬局のセルフメディケーション機能において進展がないのがジレンマと言えます。


次に2つ目ですが

セルフメディケーションにおけるOTC薬の活用は薬剤師しかできないわけで、これを大切にして薬剤師の存在感を示していかなければ、そもそも薬剤師は要らないということになりかねません


これは大きな間違いです。

そもそも普段OTCをメインに扱っていない薬剤師が

この様な議論の場だけ

「セルフメディケーションにおけるOTC薬の活用は薬剤師しかできない」

というのは大分違和感があります。

そしてはっきり言うと

現状においてセルフメディケーションにおける

OTCの活用をメインに行っているのは薬剤師でなく

登録販売者です。

もちろん薬剤師がOTCの活用を活発にすることに一切の反論もありませんし

むしろ活用が求められていく時代ですが

今後さらにOTCを活用したセルフメディケーションを推進するのであれば

登録販売者も議論の中心に持ってくるべきだと思います。


もちろん登録販売者は医療用医薬品の知識に乏しいため

その点では薬剤師にしか

「OTC薬の活用は薬剤師しかできない」かもしれませんが

それならば登録販売者も試験の難易度を上げるなどして対応すればいいと思います。


今では誰でも受験できて合格率は50%弱の登録販売者試験ですが

この難易度を上げ

医療用医薬品の中のメジャーな薬剤にも対応できるほどの

幅を広げた方が効率が良いと思いますし

今後は必須になってくるでしょう。

そして登録販売者と薬剤師の両輪でやっていくべきです。




そして最後に気になった点ですが

インタビュー後のコメントなんですが

「言うと笑われちゃうんですけど、OTC薬販売の『ドクターG』が作れないかと計画しているんです」



これはすごく面白そうなアイデア。

確かにマイナーかもしれませんが

これは薬剤師や登録販売者の学びだけでなく

これからのセルフメディケーションにおいて国の政策にも合致しますし

薬の教育の面でも大変役立つと思うんです。



日経Diさん、期待しています。


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ゾルピデム3万7000錠紛失はさすがにマズイ



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山梨県立中央病院(甲府市)は2017年7月5日、同院薬剤部にあった向精神薬のゾルピデム酒石酸塩(商品名マイスリー他)を、昨年の8月以降に約3万7000錠紛失したと発表した。
ゾルピデム3万7000錠紛失の状況明らかに


昨年の8月から今年の7月まで

1年足らずで紛失したゾルピデムの数が3万7000錠ということらしいので

月に換算すると毎月約3000錠以上が紛失していたことになります。



これだけの量が紛失するには長期的に「自然な紛失」を装う必要があり

外部からの盗難の可能性は低く

また個人で使用するのは考えにくいでしょう。

一方これらの薬の非正規流通での相場は

薬価の数倍~数百倍の取引もあるようなので

おそらく紛失した多くのゾルピデムは

闇の中に消えていき

新品未開封の薬として活用されているのではないでしょうか。



今回のゾルピデムの紛失ですが

あくまでも紛失したのが3万7000錠ということなので

通常処方されて利用された分はおそらく数に含まれていないでしょう。

すると通常に発注したゾルピデムの量は相当な量になるはずです。


ただ今回薬剤部長はこの事件が起きた理由は

「よく分からない」としています。



確かに今回問題になったのは

帳簿義務もない第三種向精神薬であり

それなりの規模の薬剤部の長が

そこまで管理しているのかと言えば

はっきり言って関与していないケースが多数派ではないでしょうか。


さらにゾルピデム5mgの薬価は15.6~21.7円。

先発品のマイスリーでも40.6円です。

つまりゾルピデムが毎月仮に3000錠紛失したとしても

4~6万円の額しかなりません。

すると発注額としては容易に雲隠れしてしまい

今回事件が起きたのが

山梨県の基幹病院ということも考えると

卸も過度なゾルピデムの発注に対して

疑問を持たない可能性もあったでしょう



ただそうは言っても

これだけ多くのゾルピデムを発注しつつ

その消化スピードの不自然さに気付かないのは

発注方法も含め

薬の管理がずさんであったとしか言いようがありません。


またこれだけ慢性的に薬の紛失に気付かないとするのは

やはり管理体制に問題があるでしょう。



※ただ完全な想像ですが

今回の件においては案外早く解決するのではないかと思っています





それにしても

昨今のハーボニー偽薬事件や

山本化学工業の原薬偽装事件をみると

「対物業務から対人業務へ」

と叫ぶ一方で

今度は違う角度からの「対物業務」が求められている気がしてなりません。


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処方箋なしでも病院の薬が買える(零売)は賛成派だけども・・・



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病院で処方してもらった薬がなくなったけれど、多忙で病院に行けない人などのニーズに応えたい」
そう話すのは、昨年8月にオープンした薬局「池袋セルフメディケーション」の長澤育弘代表だ。

処方箋なくても「病院で出す薬」買える薬局の使い勝手


「処方箋なしでも病院の薬が薬局で買える」

との謳い文句で医療用医薬品を販売している

いわゆる零売の薬局ですが

最初にこの問題点を挙げるとすれば

「病院の薬が薬局で買える」という言葉が一人歩きし

あたかも

どの医療用医薬品も購入できる

ようなミスリードに繋がり

「病院の薬を薬局が勝手に売るのはけしからん」

と医師や有識者からの反感を買うのがまず挙げられます。

振り上げた拳の行き場がない人も少なくないはずです。


実際には抗生剤はもちろん

高血圧の薬や睡眠導入剤の類は購入する事ができず

感覚としてはOTC(一般用医薬品)に品目がプラスされた感じでしょう。

処方箋なしでも病院の薬が薬局で買えることに偽りはありませんが

まあ誤解を受けやすいのも確かだと思います。



そんな話題の零売に関して賛否両論あると思いますが

個人的には賛成派の立場です。

と言うのもOTCを含めたセルフメディケーションにおいて

大変有効だと考えるからです。




もはやあの手この手で

薬局がOTCを配置する政策には少し疑問を持っています。


例えば薬局がいくら頑張っても品数・値段・アクセスにおいて

ドラッグストアやAmazonに勝てる事はできません。

おまけに薬剤師が在籍しているメリットを謳っても

それを消費者側が受け入れるかはまた別問題でしょう。

薬局がOTCを扱うイメージすらなく

処方箋が入場券になっている現状があります。

ではそこで薬局がOTCを扱うイメージを定着させるには

一部の薬局だけ品数を多く配置しても意味がありません。

しかし売れるか分からないOTCを在庫しなければならない一方で

零売ならばOTCのロキソニンSやアレグラFXを置いていない薬局でも

医療用のロキソニンやアレグラですぐに対応できる薬局がほとんど。

おまけに効果を試すために少量での販売も可能で

価格もOTCより遥かに低価格で提供できるでしょう。

セルフメディケーションとの親和性も高いです。

そして何より

「OTCを買うより病院受診した方が安いから病院に行く」

といった

セルフメディケーションが進まない一番の原因の解消にもつながるでしょう。





零売において問題になるのが責任の所在ですが

こんなのは議論する必要もありません。

責任は販売した薬局・薬剤師に決まっています。

併用薬の確認や体調の確認。

そして薬剤が適切かのトリアージに至るまで判断し

購入する側にも十分リスクを説明した上で薬を売ればいいだけです。

それが不可能であるならば薬を売らずに受診勧奨をしましょう。

これは普段OTCをメインに販売している薬剤師からすれば

「何を今さら」と言う話しです。




ただ零売自体は爆発的に普及するものではないとも考えます。

と言うのも厚労省からもすでに目を付けられていますし

医師会や薬剤師会及びメーカーからも否定的な立場を取られており

まさに四面楚歌の状態。

これが当たり前になり過ぎると法規制が入る可能性も高いでしょう。


それに将来的に全国の薬局で利益が目減りした際に

零売での利益を重視するようになる可能性があるとすれば

昨今のかかりつけ薬剤師の算定よろしく

医療用医薬品販売のノルマが課せられるといった

事態が生じるかもしれません。

そうなると抑止力は現場の薬剤師しかありませんが

これまた大きな問題に発展しそうです。



ですから個人的に零売に賛成な立場ですが

これが当たり前になり過ぎず

たまに話題になる程度がベストではないでしょうか。



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