薬学生はバカじゃない





DIオンラインからの記事です。できれば先に読んでください。

薬局長のOwn Goal(怒)





自虐ネタ(?)として読む分には良いんですが

なんだか色々考えさせられる記事でした。


まずこの学生の就職希望の優先順位が

製薬会社→大病院→大手チェーン

という序列である事です。


新卒なので製薬会社という選択肢はアリだと思います。

そして大病院も薬剤師レジデントで人気がある時代ですから

ここで薬局長の言う「挑戦」という言葉も

特に違和感は感じません。しかし3つめが

なぜ大手チェーンなの?という印象。


まさか薬剤師業界においても大手至上主義的なものが

蔓延しているのであればさっさと目を覚ました方がいいですよ。

大手一般企業と大手薬局は

かなりメリットに開きがありますからね。

と、ほっといたらまた大手批判に終始しそうなので

話しを戻します。




これを読んでもう1つ思った事は

最近の学生は立場を良く分かっているという印象。


きっとこの学生達はユニフォーム代を負担してくれたり

スポーツドリンクを差し入れしてくれたりと

あからさまな社長の

うちに来てくれアピールに

「少しめんどくさいな」

と思っていた事でしょう。


なぜならその薬局に就職する気はほぼゼロだからです。

ただそれでも色々と世話をしてくれる中で

全く知らないという仲でもないので

無下に接するわけにもいかず

距離感を大切にしていたはずなんですが

禁断の質問

「卒業後の進路はどう考えているの?」

と聞かれてしまったのならば

正直に「あなたの所には行く気はありません」と

伝えなければなりません。


そこで薬局長を生け贄にしてきっぱりお断りしているわけですが

「就職の選択肢が他で埋まっています」

というのはうまいやり方でしょう。


それに学生にとっても経営者にとっても

本音を言っておくのがお互いのためだと思います。




それにしても

一番物事を正直に伝えているのは薬局長という事実。

社長が自ら学生のために

アルバイトさせたりサッカーしたりスポンサーになったり。


これらの理由はただ1つな訳で

それを理解している上で

自分の薬局を客観的に分析して学生に伝える。


おまけに

「在宅とか、かかりつけ薬剤師とかに一生懸命になっている薬局に行くと、時間外に呼び出されたり、いろいろ大変だ」

と言う本音まで口にしています。


Own Goalだと社長は言いますが

薬局長は敵でも味方でもなくもはや審判です。



ただ個人的には

この薬局長の様な現場の素直な意見というのを

学生は求めていると思うんです。


と言うのも就職説明会などを聴いても

基本的には自分の薬局のメリットしか言わないわけで

もはや表面上の情報なんてどこまで信用できるか分かりません。

アットホームな会社と言うのも基準というものを教えて欲しいぐらいです。


そんな中で

『うちの薬局なら、ほかが全部ダメだったときに、国試が終わった後でも雇ってもらえるよ』

というのは学生の人生を最優先で考えてくれた上での

本当に為になるアドバイスだったりします。



それに今の時代

学生も売り手市場に当然気付いています。

ですから新卒でも中途でもそうですが

安い言葉や情報で取り繕っている企業情報に

お腹いっぱいの学生にとっては

「国試が終わった後でも雇ってもらえるよ」

という嘘偽りのない言葉が響いたりするのではないかと思います。


実際にこの学生も薬局長の言葉で

背中を押された部分も大きいでしょう。




もちろん社長の立場を考えたら

今の薬剤師確保が難しい時代に

職員にも同じベクトルを向いて欲しいのは分かりますが

さすがに1回でも日曜の朝に

職員までサッカーやらせるような職場を

学生に勧めるのは無理があるでしょう。。。



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実習で問題行動を起こす薬学生。実習先が改善させる方法は?






DIオンラインに驚愕する事が書いてあったので紹介します。
実習生にどう対応? 遅刻常習、やる気がない…



遅刻を繰り返す実習生をどう指導したらよいか悩んでいます

単に「遅刻をするな」「無断で休むな」と言うだけでなく、「遅刻したり無断で休むと何が問題なのか、休むときにはどうすべきなのかを明確に伝えるとよい」

「そんなことは常識だろう」と言いたくなるが、実習が社会と接する初めての機会である学生も多く、こちらが常識と思っていることが、通用しない場合も少なくない。



率直な感想を言わせてもらうと

こんな低レベルな事をやっているから

薬学生のレベルの質の低下が問題視されるのでしょう。


確かに薬学生にとって社会と接する事は初めての機会かもしれませんが

はっきり言って実習という立場で遅刻をしないというのは

社会経験云々ではなく超基本的な一般常識。

小学校でも習いましたよね。遅刻はいけませんって。


もちろん11週間も実習があり

毎朝遅刻せずに実習先に向かう件に関しては

全員が全員遅刻ゼロという訳にはいかないでしょう。

中には正当な理由なしに遅刻してしまった

という学生も必ずいると思います。

ただそれを「繰り返す」という事に関しては

完全に学生になめられているとしか思えないんですよね。

そもそも成人した大人に

「遅刻してはいけない理由をしっかり説明する事から始めましょう」

これ相当恥ずかしいですよ。本気で。


今さら遅刻を繰り返す学生に何言っても無駄なので

そんな学生は学校に報告して

さっさと実習を止めて学校に帰ってもらった方が本人のためにも

薬局のためにもなるでしょう。


学校側も根本的な常識が

今の学生は欠落していると思うのであれば

事前指導として形式的な指導をするだけなく

しっかり力を入れて教育するべきでしょう。

OSCE以前の問題です。




反抗的な態度を取る実習生がいる

まず「どうしたの、体調が悪いの?」と声を掛けてみるなど、そうした態度を取る理由を聞いてみる手もある。さらに、日ごろから名前をしっかり呼び、服装を褒めるなど、些細なことでよいので「あなたをきちんと見ていますよ」というメッセージを、こまめに発するよう心掛けることも大切だ。


学生が一方的に反抗的な態度を取るならばまだしも

おそらくは指導者との間になにかしらのトラブルが発生したケースが

ほとんどだと思います。

そんな場合に「どうしたの?体調でも悪いの?」というのは

空気読めてない感じがしますが

個人的に声をかけて気にすべきはこちら。


業務上のミスを指摘しただけなのに泣いてしまいました。

学校の教育で体罰が問題になっている中

悩みとしてはかなり優しい世界ですが

そもそも気になるのが「なぜ泣くのか」という事。


ミスして自分の不甲斐なさで泣く

ミスの指摘に全く納得がいかなくて泣く

もともと精神的に参っている状態であるため泣く

色んな原因が実はあると思うんです。

「最近の学生は、怒られ慣れていないからすぐ泣く」

というのは少し疑問に思うんですよねえ。

「医療を提供する場なので毅然とした態度で指導する必要がある」

というのは当然として

下手に反抗的な態度を取る学生に対してより

むしろ感情をフルに表に出し泣く行為の学生の方を

色んな意味でもっと気に掛けるべきだと思います。



そして同時に問われてくるミスの指摘の程度の問題。

過剰な指摘もこれが社会に出ればパワハラにはなりますが

上下関係が成り立っている指導者と実習生の間には

行き過ぎない指導を心がける必要が出てくるでしょう。



やる気がない実習生がいます。どう対応すればよいでしょうか

「やる気がない」ように見えても、必ずしもやる気がないわけではなく、積極的に行動しないだけの場合も少なくない。上町氏は、「必要なものは何でもそろっていて自分から何かを求める必要がない環境で育ってきた今の学生は、常に指示を待つ姿勢であることが多く、結果、やる気がないように見える」と説明する。そういった実習生には、指示を仰ぐよう教えることから始めたい



まあやる気のない学生にやる気を出させるのは難しいので

「指示を仰がせる」という指示が一番手っ取り早いのかもしれません。


さすがに「ピッキングしてみて」

と言ってやる気のないピッキングを見せつける事は難しいですから

やれる事を次々与えてあげるのが良いのかもしれません。



臨床の仕事に就く気がなく実習に興味を示さない実習生がいる

だったら初めから4年制に行けばよかっただけの話し。

そもそもたった11週間の実習で

本音と建て前を使い分けれないような人間が

仮にMRなどを志望しても

結局途中で辞める可能性が非常に高いと思うので

再就職のためにしっかり臨床を学んでいた方がその人のためでしょう。






今回の件に関しても改めて思う事が

薬学部5年制って

他の学部だったら社会人1年生なんですよね。

もちろん実習という立場である限りは学生の身分ではありますが

もっと大人扱いする方が双方のためになると思うんですけどねえ。


これで学生と実習先で摩擦が生まれない方が難しいでしょう。

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役に立たない薬剤師会に代わって市議会の皆さんお願いします。


wakayamajyo.jpg


和歌山県に薬学部を新設する件に関して

一筋縄に話が進んでいない様子。

むしろ強行採決の流れです。



そもそもなぜ薬学部を誘致した和歌山市が

いざ薬学部新設の計画を立てるとなると猛反対しているのかという矛盾は

和歌山市がツンデレだからではありません。


そもそもこの薬学部新設&新設場所の議論が

和歌山市議会をすっとばして

和歌山市長と和歌山県知事のトップ会談により

話が進んでいた可能性があるとの事らしいです。


そこで和歌山市としては県に薬学部を誘致した形になっていますが

和歌山市議会からすれば


「なんで勝手にそんな話になってんの??」
という事で

今、大いにもめている様子。

しかも和歌山市からの誘致という事になっていますから

せっかくの土地を県に無償貸与の形とされているのも問題視されています。




そもそも薬学部新設予定地はかなり立地が良い所みたいで

和歌山市の中心部でお城も近い所。

そんな場所にわざわざ薬学部を新設する意味がないとしている中で

薬学部新設ありきで計画が進んでいると言うのが

これまた反対派の意見にあるみたいです。


ただ、それでも薬学部をその地に建てるのはなぜか?

という好奇心でこちらの議事録を読んでいったんですが

ただ薬学部新設反対派の委員の正論に

フルボッコにされているだけの答弁でした。

平成28年6月29日(水)伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会




その答弁の中で完全同意だった意見が2点あるので紹介します。

まず1つめですが

現在、和歌山市で薬学部を目指す学生は60人程度いるらしいです。

そして、薬学部が和歌山市にできれば

その学生が県外に流出する事なく県内で学ぶ事ができ

薬剤師不足にも貢献すると。

だから薬学部は必要という主張に対する反論です。




現在近畿地方に私立薬学部は非常にたくさんありますが

国公立大学と言えば京都大学と大阪大学しかありません。

しかしそこに公立大学が出来るとなると

かなり偏差値が高くなる事が予想されます。


この話し合いの中では

「京大・阪大に次ぐ難関大になる」

とまで言っていますが

そうなると和歌山市の薬学部を目指している学生は

かなり狭き門を他の近畿地方及び全国の学生と競い合う事になります。


しかも最近公表されたものによると

「県内からの学生は2割を想定している」という事なので

定員100人のうちたった20人しか薬学生を確保できない事になります。

すると薬学部新設=薬剤師の確保にはつながらない

という意見でした。


しかもこれは薬学部新設賛成派が出した計画であり

多少「甘め」に見積もっている可能性は高いので

20人というのは少ないという事はないと思います。




そして2つめは

薬学部新設に関して

もともとの母体である和歌山県医大の方も反対意見が多いという事です。

教授会の議事録によると

賛成が3人に対し反対が41人と

圧倒的に反対が多く、しかも賛成派の3人ははっきりした意見がなかったみたいなんです。

そして反対意見の中でも的確な指摘が

「薬剤師の人数は今のままで十分であると思う。2016年の診療報酬 改定でも薬価は下がる。厚労省の政策で今後調剤薬局は少なくなると色々なものに書かれている。薬学の研究者は必要だが、10年後に薬剤師がどのような仕事をするかはまだ見えない」

というものです。


本当におっしゃる通り。



2021年4月に開校し、それから薬剤師となるのは6年後。

そんな未来の事を診療報酬の心得がある人が考えれば

今が多少安定しているから薬学部で行こうなんていう発想にならないのは

すぐに分かりそうなものです。


うーん、本来はこの役割は薬剤師会が行うべき事なんですけどねえ。

まあ和歌山県薬剤師会は署名集めまでして

薬学部新設を切望しているトンチンカンなので無理な話です。

どうも最近の不甲斐ない薬剤師会のDNAを

色濃く受け継いでいるのは和歌山県薬剤師会といってもよさそうです。



ただ今から最短でも薬剤師の輩出に10年以上かかるわけですよ。

しかも和歌山出身は20人程度の見込みです。

純粋な和歌山出身の薬剤師が100人誕生するまで

一体何年かかるんだっていう話しですよ。

それならば県外の薬学部に行った学生に帰ってきてもらう様な

魅力ある街作りに力を入れたり

県外の薬剤師を誘致するような

何かしらの活動を行った方がよっぽどいいと思うんですよね。





県外の人間が他県の地方創生に関して口出しするのもどうかと思いますが

ストリートビューで見た所、薬学部新設予定地はホントにお城の目の前で

完全な城下町に位置する所なんですね。

そんな立派な立地になぜ薬学部なのか理解できません。



かりに薬学部ができれば学生や職員などにより

多少人の流れは生まれるでしょう。

しかし、和歌山県の一等地に薬学部ができた所で

じゃあ県外の人間が和歌山に行ってみようかとなるかと言えば

100%なるはずがありません。

むしろ一番大切な県外からの流動的な人の流れを

完全に摘むことになります。


そうなるとせっかくの立地を捨てて

たかだか1000人ちょっとの人口が増えるだけ。

和歌山県知事が

「都合1000人ぐらいの人間が消えると。消した人はちゃんとそれを後世に対して責任を持たないといけない」


という発言をして物議を醸しましたが

むしろこんな箱ものを作って人の流れを止める責任を

知事が持つべきだと思います。

何が和歌山は「和」でアピールしていきますだよって感じです。




ぜひ今の強行突破に踏み切っている県に負けずに

役に立たない薬剤師会に代わって

市議会の皆さんには頑張ってもらいたいですね。


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