不妊治療で薬剤師ができること






不妊に悩む男性の半数が、不妊の原因を調べる精液検査をパートナーの女性の検査後に受けていることが、厚生労働省研究班の実態調査で分かった。世界保健機関(WHO)によると、不妊の原因の半分は男性にあるが、治療への抵抗感や「不妊は女性の問題」などの誤解も根強く、男性の受診が遅れがちになっていることが明らかになった。

<不妊>男性の検査、半数が女性の後…治療経験ある男女調査



不妊治療への抵抗感と

不妊は女性の問題という誤解のため

男性の受診は遅れがちになっているそう。


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江戸時代は子供ができないと女性が批難され、離縁する事も少なくありませんでした。




この記事で

男性専門の不妊治療

「泌尿器科生殖医療専門医」について

「全く知らない」と答えた人が143人(43%)に上った

とあり、自分はそのような専門医がいる事を知らなかったのですが

不妊治療経験がある男女に聞いた調査でも

約半数が知らないという事実。

一般の人はさらに低い数字になるでしょう。




先日、黄体形成ホルモン(LH)キットが第一類薬として販売される

というニュースがありましたが

例えばそういった不妊治療の入り口の段階で

薬剤師が販売する際に


不妊の原因は男性にもありその専門医もいる


という事を伝えてあげたり

親身に相談にのったりする事で

手遅れになる可能性を少しでも軽減できるのではないでしょうか。




ただこの手の一番の問題は

「男性が病院に行くために仕事を休む」

この事に関して抵抗がある点や

会社側の理解が広がっていない

という事が大きいと思うんです。




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一般用黄体形成ホルモン(LH)キットは第一類でなくてよい

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薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は16日、妊娠検査薬である一般用黄体形成ホルモン(LH)キットのリスク区分について、第1類薬に分類することを了承した。

【安全対策調査会】LH検査薬は第1類



まだ厚労省の議事録が出ていないので

今の所詳細は分かりませんが

個人的には

妊娠検査薬である一般用黄体形成ホルモン(LH)キット

第一類にする必要はないと思います。



確かに、もともと医療用であったため

第一類にスイッチする必要性はあるのかもしれません。


ただ、デリケートな検査薬であるため

女性の店員に対応して欲しい人も多いでしょう。

しかし第一類に分類されて、薬剤師しか販売できない状況で

男性の薬剤師しか在籍していないドラッグストアだったり

そもそも薬剤師が在籍していないドラッグストアもあり得ます。



ちなみに黄体形成ホルモン(LH)キットというのは

排卵日を予測して妊娠しやすい日を特定するもの。

妊娠検査薬とは検査を開始する時期が違いますが

使い方等は尿をかけるという点で同じ。

しかも妊娠検査薬と同じで非常に細かい説明書がついています。

下手な薬剤師に説明してもらうよりもいいでしょう。




一般用医薬品として販売される事で

LH検査薬が保険適用から外される事はなさそうですし

適正使用を守る事が出来れば

販売を薬剤師に拘る必要はありません。




不妊治療のために病院に行くにはそれなりの覚悟を要します。

しかし、病院に行くほどではないが

なかなか子供ができないという夫婦のための

妊活の第一歩が排卵日を予測する事になる場合もあるでしょう。



せっかく病院外でも買えるようになったLH検査薬。

それを広めるためにも一刻も早く第2類にシフトして

全国のドラッグストアで購入できるようにすべきです。


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生まれる命にも目を

政府は体外受精などの不妊治療にかかる費用の助成を20日から拡充した。初回助成の上限を現行の15万円から30万円に倍増して治療を始めやすくした。2回目以降は15万円を助成する。

助成拡充スタート 初回30万円


体外受精にかかる費用が1回当たり30-40万円みたいなので

初回の助成金を30万円に引き上げる事で

要ははじめの一歩を踏み出すハードルを下げるようになりました。

従来は15万円の助成だったので

初回から負担金が15ー25万円ぐらい費用がかかる事を踏まえ

さらに不妊治療はいつ終わりが見えるか分からず

高額な負担額を考えた場合に

非常に大事な一歩を後押しする助成になると思います。


個人的に驚いた事が

2013年度のデータだと15万件近くが助成を必要としているという事で

それだけ多くの人が子供が出来ずに悩んでいるという現状。


かたや人工妊娠中絶の数が約30万人近くいる現状もあります。


すごいシンプルな計算だと

この2つを解決できれば

約45万人ぐらいの新たな命が誕生します。
(そんな単純な話しではありませんが)


しかし人工受精で授った命はともかく

中絶を止める事で産まれた命の場合

恐らく若い年齢の出産が多いと考えられるので

その後も大きな問題が生じるケースが多々あると思います。



その際には

「いかに子供を育てやすいか」

という環境が非常に大切になってくるでしょう。






良く医療の現場だと

失われていく命に対しての議論は活発になりますが

これから産まれてくる命に対しても

もっと目を向ける必要があります。




ホント子育て給付金をカットして

高齢者に3万円配るなんてアホかと

こういうニュースを見て改めて思いますね。







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