羨ましくない!看護師の特定行為!!

特定の研修を修了した看護師が、医師の指示を待たずに手順書に従って特定の診療の補助(特定行為)ができるようになることを踏まえ、全日本病院協会(全日病)は、特定行為の実施方法などを盛り込んだ「手順書例集」を公表した。

特定行為の手順書、「ひな型」を公表- 全日病、「作成する際の参考に」


昨年10月から看護師の特定行為研修がスタートしました。

同じ医療従事者として気になるのが

薬関係はどこまで看護師が関与できるのか

という点でしょう。

という事で薬が関係する特定行為を挙げてみました(輸液は除く)。


感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
インスリンの投与量の調整
硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与
抗癌剤その他の薬剤が血管外に漏出したときのステロイド薬の局所注射及び投与量の調整



非常にたくさんあります。


もちろん上記の事を行うには規定があり

「患者の特定」 「病状の範囲」 特定行為ができる患者の条件や状態 
「診療の補助の内容」  特定行為の名称
「確認すべき事項」 特定行為前後の体調変化の確認
「連絡体制」  報告の方法

なども厳密に定めなければなりません。




この特定行為案が出た当初は

これまで法律的にはアウトな事でも

現場では当たり前に行われている事を

合法化するための案がメインだと思ってましたが

この内容を見ると

思いのほか、踏み込んでいる内容が多く

何だか先を行っているなあという印象です。


特に以下の3つなど。

抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与






それにしてもこれだけ薬剤関係の特定行為がありますが

薬剤師は全くの蚊帳の外。

看護師に向けた特定行為なので

薬剤師の関与を必要としないのは当然ですが

そもそもこの特定行為を定めた目的が

「今後の在宅医療等を支えていく看護師を育成するためのもの」ならば

薬剤師も特定行為があってもいいと思います。



ただ看護師は許可される「行為」が増える事で職能の拡大になりますが

薬剤師に関して「行為」というもの自体そんなに多くはありません。



薬剤師に置ける職能の拡大というのは

いかに必要な情報を収集して適切な薬を選択できるか

という点が大きな割合を占めるのではないかと思います。




例えば看護師の特定行為でも

インスリンの投与量の調整が可能となってます。

これは高血糖・低血糖の際に

看護師が特定の条件下で

インスリンの投与量を調整できるというもの。

これがもし薬剤師であっても

血糖値のデータや基礎疾患などの情報が分かれば

医師に疑義照会して投与量の調整をする事ができます。

看護師の特定行為でも

医師への報告は必要なので

結局やっている事は変わりません。


となると、情報の収集というものが

ある種看護師の特定行為に匹敵するぐらい

薬剤師にとっては大切なものだと考えます。



今後検査値や疾患名が薬局でわかる時代がきます。

そして、それは薬剤師の職能の拡大であり

今後必要とされる在宅医療などにも

薬剤師が大きく貢献できるのではないでしょうか。





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医学部定員削減の方向へ

10年後までに病院のベッド数を全国で約15万床減らすとの政府目標に伴い、厚生労働省と文部科学省は医師数が今後過剰になる可能性もあるとみて、大学医学部の入学定員数の見直しに向け検討を始める。一方、患者が自宅や介護施設で十分なリハビリ訓練が受けられるよう、作業療法士や理学療法士など専門職の確保に力を入れる方針だ。

医学部定員見直しも リハビリ職種は充実へ




「ちょっと待ってちょっと待って」




という声が東北の方から聞こえてきそうです。





医学部新設を申請中である東北薬科大ですが

果たして文科省の答えは?





それにしてもかなり思い切りましたね。


高齢者の数は増えていく一方で

病院のベッド数は減らしていく。

そうなると医師の数は妥当ではなく

増やしてきた定員も

今後は先を見据えて減らすという

何だか自分がおじいちゃんになる頃には

今の病院というものが

何だか違った形に位置づけられており

改めて自分の健康は

自分で管理していくしかない時代になっていくなあと

しみじみ思ってしまいました。






それにしてもこの強引な定員削減

まったく薬学部も見習って欲しいものです。


薬学部とは違い

医師は地域による偏在および

医師の高齢化と過労などが問題視されているため簡単に

定員削減

とは言えないと思いますが

薬剤師不足は全くもって問題視しなくていいと考える派なので

既存の薬局全てを残す気はないと言った意向を汲み取って

薬学部も定員削減してしまいましょう。

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これでいいのか登録販売士

「あの頃の未来に僕らは立っているのかなあ」


とSMAPが歌っています。




子供の頃に思っていた大人の世界

将来の事を夢見ていたあの頃。

様々に描いていた将来があると思いますが

これを読んでいる人は

今まさにその未来に追いついている人が多いでしょう。


そして実感している人も多いはずです。



こんなはずではなかったと。





そしてこれはOTCの未来についても言える事でしょう。


薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会の安全対策調査会は5月29日、製造販売後調査を終了した第1類医薬品4成分のリスク区分を審議し、解熱鎮痛薬の「イブプロフェン・ブチルスコポラミン臭化物」(興和:エルペインコーワ)を指定第2類に引き下げ、鼻炎用内服薬の「エピナスチン塩酸塩」(エスエス製薬:アレジオン10)など3成分を第2類に引き下げる案をまとめた
エルペインを指定第2類へ‐鼻炎用3成分も引き下げ


今回のニュースのように

OTC薬の区分も時が経つに連れて変化していくようになります。

あの頃は要指導医薬品だった薬も

いずれネットでも変える第2類医薬品になる可能性を考えたら

薬たちの移り変わりさえも愛おしくなります。




そしてこの流れは半ば必然であり

いつまでも要指導医薬品や第一類医薬品であり続ける事が出来ない薬が増えていきます。

となると当然第2類以下の薬が増えるわけですが

現段階でも第2類以下が95%を占めると言われている中で

結構不安に思っている事が

登録販売士

本当にこのままで良いのかという事です。


今は薬剤師バッシングが顕著ですが

いずれこれは登録販売士にも必ず向いて来る事になると思います。

そうです。

全てが思うほどうまくはいかないんです。



続く

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